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テーマ:本のある暮らし(3311)
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友人の文章が載ったことがきっかけで、この春、じんわりと楽しんだ小冊子のシリーズ「本と本屋とわたしの話」。なんと、最新刊「5」に、私のエッセイを載せていただくことができました!
私には、特に行きつけの本屋さんもないし、これはと思う古書店も知らないので、このシリーズは読者として「ほほう」と思いこそすれ、書くことになるとは予想していませんでした。 しかし、執筆&編集されているMさんが、題材は古書店や本屋さんに限らないし、打ち明け話のようなつもりで書いてくれればよい、とおっしゃったので、俄然、書かせていただいたのでした。 そして、やはり私の専門?である児童書について書くのがいいなあと考えていたら、小学生のころ大好きだった児童書専門店のことを不意に思い出したのです。むかし住んでいた辺りへ、電車を乗り継いで行ってみると、ちゃんとその本屋さんがまだありました。 記憶とは不思議なもので、こうして「書こう」と思い立つと、忘れていたことまでひょいひょいと思い出したりします。線路沿いにあるその本屋さんの前に行き着いたとき、ちょうど横を通っていった電車の、ガタタンタンという音までが、 「ああ、この音。」 となつかしく思えました。 私の書いたものの他では、「本と本屋とわたしの話5」は、とある(今はもうなくなってしまったそうですが)貸本喫茶にまつわるお話となっています。 古書店や貸本屋さん、図書館などは、本が出ていったり入ってきたりするところが、ふつうの書店とはちがう「場」をつくっているのだと思います。 が、それは静かで微妙な「場」で、店の人、出入りするお客さん、出入りする本、などのまざりぐあいによってかもし出される雰囲気は、そのひとときに匂いたつアロマのように、印象深くもあり、ある意味はかないものなのでしょう。 ・・・そんなことを感じさせる冊子です。 大阪・京都の古書店に、入手できるところがあるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 14, 2013 11:44:49 PM
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