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テーマ:洋書を読む(79)
カテゴリ:近ごろのファンタジー
引き続き、『ネズミの時計屋さんハーマックス・タンタモクの恋と冒険』未訳第4巻の私的あらすじ紹介第3回です;
『バラの香りでほっと一息』 第15章 一口噛んだら大好きに (原文 Love At First Bite は映画のタイトルで、邦題は「ドラキュラ都へ行く」) ハーマックスはバラ栽培家の娘プリム・ドローゼンクィルのお薦めコーヒーショップでドーナツとコーヒーを注文します。すると、話しかけてくるネズミがいました; 「そのドーナツ、見た目におとらずおいしいです?」 (中略) 「というのもね、ぼくはパーティーをやろうとしていて、ドーナツをたくさん注文するつもりなんでね」 それは例の香水「バラの香りでほっと一息」を作ったリーザー・ブリーサムでした! ハーマックスは彼と話し、そのあと店の常連の老人たちからも情報を仕入れます。 第16章 すべてバラ色に (原文 Everything's Coming Up Roses は「ジプシー」というミュージカルの歌。成功するという成句でもあります) ハーマックスは常連客の老人が噂していた少年リスを尾行します。そのリスが「すべてバラ色に」というバラの卸売店に売ったバラは、まさしくハーマックスがハチに刺された時のバラと同じ品種でした。 少年リスには父親がおり、どうも第14章でプリムが偶然見かけたと話していた、失踪中の兄プランク・ドローゼンクィルのようです。2人はホームレスで、ジェッケル島の古いバラ園からつんできたバラを売りにきているのでした。 そして、ジェッケル家出身のドローゼンクィル夫人亡きあと、ジェッケル島は「前向き思考研究所」が買い取ったことが分かりました。 第17章 正当なる影の上、熟考す (原文 On Due Reflecrion を掛詞のように使っています) 第18章 検死を節約 (原文 Cutting Coroners は米国のロードレース系ゲームGTAシリーズに出てくる言葉らしいです。また、cut corners「節約する」のもじり) プリムに連絡するため公衆電話ボックスに立ち寄ろうとしたハーマックスを、1台のトラックから出てきたネズミが乱暴に押しのけます。そのトラックには「前向き思考研究所」のロゴが。 それはタッカの雇った悪者キリアムで、彼は海岸に流れ着いた身元不明死体を引き取ろうとして、ソーニー・エンドの検死官に電話したのですが、市長の許可がいると言われ、不首尾に終わります。 第19章 専門家としての礼儀 ハーマックスは通りで剥製屋に立ち寄るはめになり、クモやテントウムシの剥製を勧められてぞっとしますが、ふと思いついて、大きなハチについて尋ねようとします。会話のうちに、分かったのは、剥製屋の店主は検死官も兼務しているということ! さらに詳しい話をあとで聞くことを約束しました。 *** 今回、ハーマックスは本職の探偵に近づいた感じがします。物語も今までの巻よりいちだんとミステリー度が高まっています。まだつづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 5, 2020 12:23:53 AM
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