カテゴリ:仕事:徒然日記
いきなりお湯に放り込まれた蛙は熱くてお湯から飛び出すが、水が入った鍋に蛙を入れて沸かしていくと蛙は茹で上がって死んでしまうという寓話。
1つのことに関わり続けると、少しずつ世間と感覚がズレていき、何時の間にか普通じゃありえない状態になっていることがあります。けれども当事者は全くそれに気付いてない。 何か決定するときは、「そもそも何だったんだっけ?」って、いったん頭をまっさらにして顧みることが必要です。一番最初に感じた感覚と今が大きくズレてるときは要注意です。 ある追加機能の案件。1機能の追加+付随マスタ&項目の追加。 最初に話を聞いたときの感覚が「リスク込みで2~3人月」。何度か突っ返されて出来た最終工数が「4人月」。自分でも多少多いけどこんなものかな?って気でいました。けど、普通に考えたら、リスクを乗せたって、これは膨らましすぎです。 お客の予想はよくて2人月。提示工数はその倍です。このまま見積を出せば、まずはお客があきれ、次には怒り出すでしょう。それでも「4人月」でいくのかな~。 ただ、お客怒らす以上に何が怖いって、社内で一度も「見積高すぎ!」って突っ込みがなかったんです。本当に妥当な工数だと思ってるのかな? 自分で開発するなら多めに工数言いますよ。リスクを背負うわけないじゃないですか。計画通りに開発進まなかったら評価下がるかも知んないけど、案件とれなくたっても下っ端の私は給料変わんないもん。 メインでやる(であろう)私が案件いっぱい抱えてるならいざ知らず、5月からこれといった仕事をしてないんです。まずは仕事をもらうことを前提で考えるのが普通だと思うんだけど、私の方がズレてんのかな? ≪追伸≫ 決して法外な値段を吹っかけてるわけじゃありません。リスクをしっかり乗っけて、その上、十分な利益もとれるようにしたらこの見積になります。上で言っているのは理想と現実、あるいは建前と本音の話。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/26 10:55:58 PM
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