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カテゴリ:見仏(けんぶつ)
那智の滝、温泉、まぐろ、紀の松島、ホエールウォッチング。そして那智黒。 紀伊半島を時計にたとえるなら5時の位置にある那智勝浦町。 和歌山市から特急スーパーくろしおに乗って2時間50分。 同じ和歌山県内でも和歌山市は10時の位置ですからね。。。ちょっとした旅行気分。 電車に乗っていると左手に山、右手に海。アウトドア好きにはたまらん環境でしょう。 実際、紀南の海は透き通っていてかなり奇麗です。 JR紀伊勝浦駅に到着したのが11時36分。 この電車が勝浦着の最初の特急ということもあって、駅前のバスターミナルには 人だかりが出来ている。おそらく那智の滝に行く人たちがほとんどだろう。 何組かは「ようこそ勝浦へ」のアーケードをくぐり勝浦漁港のほうへ。 こちらは海の見える温泉街。 中には、島自体が温泉で旅館まで専用ボートの送迎があるところもある。 温泉につかりながら眼前に海ということも出来るのです。
駅でレンタカーを借りて、久しぶりに勝浦漁港に寄ってみることにした。 生マグロの漁獲量日本一のこの港。関西のグルメ番組ではおなじみかもしれません。
この港からは遊覧船も出ており、紀の松島と称されている奇礁奇岩めぐりができます。 遊覧船から見える那智の滝も、すごく原始的な風景を見た気分になり、なにか冒険心を くすぐられるような感覚になります。
漁港から約20分。車を走らせます。 途中、「那智黒(なちぐろ)」という飴の宣伝の看板があらゆるところに出てきます。 あ、この那智黒はこのあたりの名物の黒飴です。 観光土産には那智黒というくらい浸透しているのですが。。。 那智の滝に行く道すがら、電信柱ごとに看板を出さなくても。。。 この道は”なちぐロード”か!? ・・・・・。 さて、海岸線から10分も山側に行くと森閑とした空気に早変わり。 くねくね道を登っていくと、比較的すぐに那智の滝前の大鳥居に出ます。 この日の目的は、那智の滝の少し上にある青岸渡寺なので大鳥居をスルーしてさらに登る。 青岸渡寺の駐車場に車をおき、那智の滝を振り返ると三重塔との組み合わせが絵になる~。 本堂までは更に登ります。節分の行事があるので駐車場は満杯! おお!秘仏の如意輪観音をみれるぞ!とひざの痛みも忘れて気分も盛り上がってくる。 本堂内からは般若心経が聞こえてくる。そ~っと登っていくと。。。 裃と袴姿の人たちが手に豆を持ちながら内陣に。。。普段着に裃と袴・・・。 裃にフードはちょっとどうなん?新しいけど。。。 暫く見ていると皆さん突然立ち上がってこちらを振り向き、「鬼は~外!」 うおっと豆を避けながら脇による。。え?俺、鬼??おいおい。 脇に寄ったついでに朱印をもらい。 売店のお姉さんにご本尊はいつ拝観できるんですか?と訊ねると・・・。 今日一テンションの下がる一言を聞くことになる。。。
「今日は個人の方の拝観はないんですよ。団体で予約をされていない方は無理です。」
え・・・?んなアホな~!!(暫し呆然・・・)
結局、普段なら見ることが出来る御前立ちの如意輪観音すら見ることが出来ず本堂を出る。。。 こういう時はショックすぎてあまり何も考えないものですね。 隣の敷地にある那智熊野大社に行くことにする。
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