本日3回目の更新です。いーぴんです(゜▽゜)
さて6日目。名西旅館のおばちゃんが言うには、「あんたら徳島市内で一休みするんやで、
ほないと先進めんようになるけん」自分の感覚ではあまり疲れているように感じていないの
だが、後におばちゃんの予言が当たることになろうとは、その時はわからないのだった。
今日のコースは、14番常楽寺→15番国分寺→16番観音寺→17番井戸寺。
それが終わると徳島市の中心部で宿泊という予定。
井戸寺まで何事もなくすんなり進み、今日は何事もないなあと思っていたらありました(^O^)
見仏のたび お遍路徳島編 井戸寺
井戸寺の御本尊は七佛薬師如来で浄瑠璃寺の九体阿弥陀仏のように横並びでいらっしゃる。
納経所に行って薬師さんがいつごろできたのか聞いてみると、「勉強熱心ですねえ。このパンフレットをさしあげましょう」といつものお寺パンフをいただく。
かなり古くからあったようだか、何度か火災にあっているようだ。昭和にも一度。
入口のところに国宝十一面観音と書かれていたのを思い出し、拝観できるか確認すると、なかなかお遍路の格好でそこまで言う人がいないのか、ちょっと引かれるf^_^;
「拝観できますけど拝観料が要りますよ」と住職さんを呼びに。
住職さんは50代くらいの方で収蔵庫に連れていって下さる。
収蔵庫には重文十一面観音立像と両脇に日光月光が立っている。
?と思っていると、御住職は察したのか、「この日光月光は薬師さんの脇侍だったのですが、県の重文に指定されたのでここにいらっしゃるんですわ」
その他仏像をはなれて、お寺の様子等を教えていただきました。
十一面観音は長谷寺のそれに似ています。もちろんあんなに大きくはないですが、口をとがらせているお顔は独特です。茅の木一木造、平安初期の作。
衣紋は朱色に塗られていたらしく、ほんの少し残っています。
日光と月光は漆が表面にでています。全体的に柔らかく細い印象。室町時代作。
本尊の薬師さんは正面のが江戸時代作で後の6体は昭和の火事ののち作られたものだとか。
火災当時の事を思い出しながら、先代御住職はすごく気落ちしていたと振り返っていらっしゃいました。本堂が焼けるというのは大変な事ですよね。信じられないくらいのお金もいるし。
御住職に礼をいい、お寺を後にする。
今日の予定は井戸寺まで。
ここから名西のおばちゃんにおいしいと聞いた、徳島ラーメンの「いのたに」に向かう。
やっと昼ご飯だと思うが寺からラーメン屋までは6キロある。なんだか足が重い。
疲れが来ているようだ。考えれば当然で、2日で山を4つ越え40キロ歩いているのだ。
トロトロ歩いていると市内の町並みが見えてくる。普通に車が走り、大きな建物がたくさん建っている。何を言っているのか?と思われるかもしれないが、4日間田舎や山の中にいるとそういう感覚になるのだ。自分でも不思議だが。コンビニがあることに違和感があるのには参った(@_@;)
足取りは依然重い。アスファルトの硬さがダイレクトに足の裏にくる。足の裏が痺れるなんて初めての経験。
やっとの思いでラーメン屋につき食べる。至福のひととき( ̄▽ ̄)
有名人のサインが所狭しと壁いっぱいに貼ってある。徳島ラーメンを代表する大人気のお店のようだ。
シミケンと「明日は何もしないでもう一泊して足を休めよう」ということになる。
この日は1泊4500円のビジネスホテル四国へ。
夜は焼き鳥を食べに。美味しかった。。。久しぶりに普段の生活に戻った気分。
食事の環境が違うことでも、人間の感覚は変わるのですね、、、
中国に行った時はあまり思わなかったのですが。