テーマ:本と出版について(527)
カテゴリ:リーダーズ・ダイジェスト日本語版復刊を!
バンコクのちいさな洋書店で、
おなじRD(リーダーズダイジェスト)英語版の「11月号」でも 表紙の全然違うのが3つ並んでいて びっくり。 アジア版(144ページ)、アメリカ版(232ぺ)、イギリス版(176ぺ)。 ページ数の差は広告量の差。 表紙のデザインもまるで異なっている。 中身を見て驚いた。 3つの地域版に共通な記事といえば、 Come Hell and High Water -- A volunteer goes deep into the disaster zone というハリケーン「カトリーナ」特集しかない、 と言ってよい。 他のページは、共通のものがほとんど見当たらない。 名物の新刊書要約さえ、異なる本をとりあげている。 月遅れで回して使っている記事もあるのだろうが、 それにしても地域版どうしでここまで違うとは。 カトリーナ特集も、 アメリカ版は14ページ、 イギリス版は12ページ、 アジア版は8ページ。 名物の語彙クイズも、 アジア版は Calvin and Hobbes というマンガからネタをとり、 アメリカ版はハリー・ポッターからネタをとっている。 そうだな、わが日本版RDは、 その時々で話題の文学賞受賞作からネタをとることにしようかな。 日本版独自の記事は、 広く読まれることのない日本の地方紙の特集記事やコラムから、 秀逸なものを発掘して取り上げてみてはどうかとも思うのだ。 すぐれたテレビ番組のシリーズで、活字化が予定されていないものと タイアップするのもいいかもしれない。 英語RDのアジア版の対訳本として利用したい向きもあるだろうから、 4割ていどは英語RDアジア版の和訳にし、 あと3割は中国語版や韓国語版、ロシア語版などからも取り、 残り3割を日本語版独自ということでスタートしてみてはどうだろう。 もと日本リーダーズダイジェスト社レコード部につとめていたという方から、 ぜひ復刊に向けてがんばってほしいという励ましのメールをいただいた。 応援してくださる方を増やしながら、 目標に向かって進んでいきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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