テーマ:政治について(20109)
カテゴリ:ぼくの疑問符
まったく仮の話だが、
「女性の天皇」へと嫁ぐ(!)男性の、 天皇家へ嫁いだあとの名称を何とするか。 「皇后」の男性形をどうするかということですね。 「皇紳」はどうでしょうね。 「天皇陛下」(←女)「皇紳陛下」(←男) というペアになります。 さまになりすぎて、おそろしいですな。 明治時代に皇室典範を議論した際に、 「女帝」の配偶者を「皇配」と呼ぶことが検討されたわけですが、 そして、だまっていれば官僚たちは皇室典範改悪案に 「皇配陛下」という用語をつかうでしょうが、 「皇配」には、ことばとしてのうつくしさが、まるでありませんね。 「配」は「配偶者」の「配」ですが、 植物の「交配」を連想させ、 「配流(はいる)」といえば島流しのことだ。 いっぽう 「紳」が糸偏なのは、 「高位高官者の礼装に用いた装飾用のおおきな帯」 というのがもともとの意味だからだ。 「皇紳」といえば、 「皇室を飾る大きくうつくしい帯」 ということにならぬか。 「紳」の字には、縁起の悪いふくみがまったくない。 「紳」はたしかに高位高官を示すが、 今日いうところの「民間」の色が濃い。 「天皇」と「皇紳」をくらべれば、 「天皇」が上であることは、字で一目でわかる。 それでいて、「皇紳」には 必要な品格がそなわっているではないか。 すくなくとも「皇配」よりはいいはずだ。 いかん! 「母系天皇」論に加勢することを書いてしまった。 繰り返し書きますが、わたしは「母系天皇」には反対。 ただし、皇位継承は天皇家内部の事柄であって、 皇族がきめるべき、というのがわたしの立場です。 ちなみに、「皇紳」という語は、Google 検索しても出てこないので、 たぶんわたしが初の造語です。 皇室典範を改悪するなら、 せめて泉案を採用してくれぃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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