年末。
一家4人が自宅のコタツで天麩羅そば。
バッハのCDがかかるミスマッチ。
この平穏に感謝。
感謝ついでに、
あの いかにも憎まれ役風の物腰の
中国外務省(外交部)秦剛副報道局長にも謝謝。
上海で昨年(平成16年)自殺した日本総領事館職員の一件で、
日本政府が中国政府に抗議したのを受けて
≪中国のイメージを傷つける日本政府の悪質な行為に
強い憤りを表明する≫
と言い放ってくれました。
12月29日の定例記者会見にて。
これ、使えますね。
「日本のイメージを傷つける中国政府の悪質な行為に
強い憤りを表明する」
と言い返したいことが何度あったことか。
日本政府として記者会見に応じる人なら、
数日間でも俳優学校へ通って、
この台詞を劇的に言い放つ訓練をしてほしいね。
スポークスマンがいい役者だと、
台詞を書く官僚もきっと一皮むけるよ。
秦剛いわく
≪1年半もたってから古い話を持ち出し、
自殺と中国の役人を関連付けてきた背景には、
別の意図がある≫
というのだけど、
これも使えるね。
「半世紀以上もたってから、
講和済の戦争での出来事をとりあげる背景には、
別の意図がある」
と言い放てばいいんだってことが、
わかりましたね。
昔の中国共産党は、もっとうまく立ち回って、
日本の老人をとりこにしたものでしたが、
あの巧者ぶりはどこへ消えたのでしょうかね。
おかげでわたしの辛口は、来年もますます冴えそうです。
(≪ ≫内は、12月30日の日経2面からそのまま引用しました。
中国語原文を調べようと、中国外交部のホームページを見ましたが、
記者会見の質疑応答文には掲載されていませんでした。
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t228635.htm
)