テーマ:楽しいNY生活(436)
<きょうからしばらく、ブログの仮名づかいを
コラム子提唱の「平成かなづかひ」としてみます。 大まかに言えば、平安仮名遣いながらも 小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」は使うし、 字音仮名遣いは表音式(現代仮名遣い)にする、 というものです。> けふのニューヨーク・タイムズ紙を読んだら、 ニューヨーク近代美術館(MoMA) で、 2月19日から5月8日まで ノルウェーの画家 ムンク (Edvard Munch) の回顧展をやるらしい。 ぜひ見てみたいものだが。 美術展を見るなら、だんぜん 同じ画家の色彩や筆づかひの世界にひたりきり、 作風の変遷をたどる悦びを味はへる 「回顧展」にかぎる。 よほどの名作でないかぎり、 作品1点見せられただけでは 審美の音楽が魂のなかに響いてこないのですよ。 やはり作品群の迫力です、 ぼくが楽しみたいのは。 絵も音楽だと思ってますから。 ムンクだって、 有名なゆがみ顔の「叫び」(The Scream) だけぢゃない。 ムンク交響曲を味はってみたい。 ノルウェーのオスロに行けば、 「ムンク美術館」といふのがあるらしいので、 そんなに見たけれゃ オスロに行って見れゃいいぢゃないか といふことにはなりますけどね。 音楽はCDでも楽しめるけど、 絵を楽しむのは画集では無理ですね。 いい展覧会の画集はつとめて買ふやうにしてますが、 それは、ページをめくりつつ 会場で本物を前にして得た感興を思ひ出せるのがいいわけです。 自分が行ってゐない展覧会の画集をめくっても、 絵が小さすぎてあまり面白くない。 ただの印刷物です。 画集は、記憶のよすがでしかない。 でも、とても親愛なるよすがです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 17, 2006 12:09:11 PM
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