テーマ:政治について(20124)
カテゴリ:ぼくの疑問符
アルバート・ゴア氏がノーベル平和賞という第一報をインターネットで見たとき、ぼくはマジで
「これって冗談でしょ」 とばかり、いろんなサイトで事実確認するのに忙しかった。 ゴア氏は、ノーベル賞のパロディーのイグノーベル賞(泉用語では「悩ベル賞」)をお授けするのにはぴったりだけど、 (↓ 「悩ベル賞」についてはこちらをご覧ください) http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/ignobel.htm ところがなんと、本家のノーベル賞ですか。 またひとつ、ノーベル賞の権威が落ちましたなァ、と ぼくはそういう整理をしちゃうんですが。 ゴア氏って、申し訳ないけど、ぼくの大脳のなかでは詐欺師・ペテン師に分類されているんですよ。 大丈夫、カール・マルクスも小澤一郎もゴアさまと同じ分類に入っていますから。 だってゴア氏って、よくあるパターンの 「自分のやってることは本質的には正しいんだ。 総論は正しいんだから、各論でウソをついてでも支持者を集めることは許されるんだ」 と考えてるひとでしょ。 (詳しくはかつて ↓ 1月22日の配信コラムに書きました。) http://blog.mag2.com/m/log/0000063858/108159663.html?page=2 わたしだってもちろん、 大気中に発散する熱をできる限り減ずることには賛成だ。 冷房の使用をできるだけ控えるために今年の夏も大汗をかいた。 豪邸住まいのアル・ゴア氏よりも一地球市民としてはずっと貢献しているはずだ。 発電所や製鉄所の機器を効率のよいものに切り替えてゆくことや、 新設のプラントで高効率仕様を採用することだって賛成だ。 原子力発電にも大賛成である。 しかし、ゴア氏のように地球温暖化の原因をひたすら二酸化炭素のせいにして、 実際には今世紀に到底起こりえない海水面の上昇を映像化し ペテン師よろしく大衆を煽動する感覚には 心の底からの軽蔑を覚える。 じつのところ二酸化炭素の濃度と地球温暖化の相関関係は科学的に証明されていない。 11世紀から19世紀まで地球は寒冷化の一途をたどってきた。 20世紀後半からの温暖化は、そのゆり戻しにすぎないという主張がある。 わたしはむしろそちらに与(くみ)している。 大きな絵としていえば、地球はたんに千年前の温暖な平安時代に戻りつつあるのではないか。 二酸化炭素を回収するための技術も開発されつつあるが、これがじつはかなりのエネルギーを食うのである。 つまり、大気中の二酸化炭素を減らす代わりに、大気中に熱を発散させることになる。 地球環境を考えるとき 「発散される熱」という負の要素と 「回収される二酸化炭素の量」という正の要素が つりあう一点があるはずだが、それはどこか。 じつはこれに科学的な答を出せる科学者は誰もいない。 スーパーコンピューターでも答が出せない領域なのだ。 それなのに、ペテン師ゴア氏をはじめとする「二酸化炭素低減至上主義者」によって、トウモロコシからアルコールをつくって代替燃料に充てるという狂奔がやみくもに推進される。 善人ぶりが「直感」的に嫌悪を呼ぶ。 アル・ゴアというひと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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