テーマ:中国&台湾(3305)
カテゴリ:ぼくの疑問符
台北に来ている。
台北には、アジア有数の「台北101ビル」を除けば、たか~いビルは数えるほどしかない。 台湾の経済力からいえば、ビルがにょきにょき林立する地区があってもおかしくないのだが、そういうバブリーなカネは台北でなく上海や北京、天津の超高層ビルに投じられているのだろう。 よく言えば、台北の景観は「バブル崩壊と無縁の身の丈にあった町」を表わしているわけで、肩の力を抜いて生きられる居心地のよさがある。 わるく言えば、「台北101」付近を除けば総じて田舎町めいた街並みは、台湾人の自己イメージの矮小化にもつながっているのではないかと思う。 人口・面積だけとってみれば、中国に対する台湾は、本州に対する四国にたとえられるかな……と最近おもっているのだが それで、ふと 四国にある超高層ビルって、香川県の高松シンボルタワー(30階建て、高さ151.3メートル)のほかに何があるのだろう? と疑問がわいて調べだした。 そしたらウィキペディアに」「各都道府県で最も高いビルの一覧」というサイトに行き当たった。 なかなか興味深いので、一度ご覧になってください。 なかでも、山形県のところを見たら、上山(かみのやま)市に「スカイタワー41」(←画像あり)という41階建ての集合住宅があるのにはびっくり。 平成11年完成だが、周囲の田畑がミスマッチで合成写真みたいに見える。 わが愛媛県でいちばん高いビルは、県庁所在地の松山市ではなく、今治(いまばり)市にあることを知ってたまげた。 今治国際ホテル(22階建て)だった。 今治市には造船では日本最大手の今治造船本社があるので、外国人客対応のホテル需要があったのだろう。 そんなこんなで、県庁所在地の松山市にこそ超高層ビルを! と夢を語るサイトを2つ発見した。 ひとつは、松山市で26歳にして英会話学校の取締役社長という和家裕樹さんのブログ。 応援のつもりで、和家さんの夢を引用させていただくと ≪高層ビル(地上35階以上)を松山市内中心部に、愛媛県・松山市・地元企業の方々と連携してランドマークタワー松山として建設するのが夢です!!! 立地条件に左右されないIT系企業を誘致しオフィスフロアーに入っていただくのがその構想です。 1階はスタバ。 2階~10階くらいまではデパート。 11階~25階くらいまでは企業の方々のオフィス。 26階~34階はホテル。 35階は展望台。 松山人としては、高松市の30階のシンボルタワーには負けたくない! ガンバレ松山市!!! 絶対実現!≫ 写真入りの自己紹介もさわやか。 松山はまだまだ大丈夫! とうれしくなったのであります。 もう1つは“リアル空想”プロジェクトとして「松山オレンジタワー」構想をかたるサイト。 ≪頂部にオレンジの断面を想起させる半円形の展望窓を配し、赤みがかった金色に光るガラスカーテンウォールで覆う。 ご当地名産の1つ“蜜柑”を表現しているというワケである(^^;) 地上40階建て、高さ180mのオフィス・ホテル・ショッピング複合ビルという想定で、低層部のショッピングゾーンには“大温室”があり、また松山駅ともつながっているという設定。≫ ビルの完成予定図も描く予定だった様子ですが、不発におわっています。 「高い建物やったら、山のてっぺんのお城があろがね。松山城より高いビルは建てれんぞよ」 松山ことばで考えると、そんなところに落ち着いてしまいますが。 ここはひとつ、松山市の小中学生諸君を対象に「松山市の超高層ビル」の水彩画コンテストを開いて、未来の松山人たちのおつむを超高層ビルの夢で洗脳するところから始めましょうか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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