テーマ:中国&台湾(3305)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
このあいだ軽食店で中国時報系列の週刊誌『時報周刊』をめくりながら“湯包”(=“小籠包”)を待っていたら、藝能記事に目が釘付けになった。
女優の閻韋伶(えん・いれい)さんと裴琳(はい・りん)さんが “大演 「蕾絲邊」, 兩人接吻時演得十分自然” とある。 “蕾絲邊” って何? 発音は レイスピエン だけど……。 ……す、すごい! 「レスビアン」の音訳じゃないか! なんで「すごい!」と思ったかというと、“蕾絲邊” をそのまま訳せば 「つぼみ シルクの糸 辺(あた)り」 でしょ。 「つぼみの絹糸の辺り」といって何か意味をなすわけではないけど、このなまめかしい文字選びは大ヒットですね。 “大演 「蕾絲邊」, 兩人接吻時演得十分自然” 「レスビアンを演じ、ふたりのキスもとても自然だった」。 記者が機知を働かせて造語したのかとも思ったが、 念のためと思って「蕾絲邊」で中国語(繁体)限定検索をかけたら 1,410,000 件もヒットしてしまった。 そのトップが “独白的背影”(ひとりごとの裏側)(音楽つきなのでご注意!) というブログの “蕾絲邊的故事”(レスビアンのはなし)。 (背景音楽が立ち上がるまで中国語本文が現れない。ちょっと時間がかかります。) 「彼女はわたしが大学生のときのクラスメイトでした。面長のきれいな顔立ちで……」と始まる。 その後、彼女はスチュワーデスになり、その仕事もいまはやめている。最近、離婚したと聞いた。そんな彼女に会った。…… …… このブログ “独白的背影” は中国時報の優秀ブログにも選ばれている。 いい雰囲気。 しっとりした中国語が楽しめるかもしれないと思って、お気に入りに加えた。 いっぽう、中国語の藝能記事用語を集めて解説してくれた日本語ブログも見つけた。 「追星(追っかけ)用語をリストアップ中♪」 という学習記事風の一文。 “蕾絲邊” も最後に紹介されている。 「マスコットガール」「イメージキャラクター」の意味で使われる “代言人” にも触れてあって、納得。 これは 「松山容子さんはボンカレーの“代言人”でした」 というふうに使われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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