与謝蕪村の句の物語性は、なんとモダンなことか。
草 枯 れ て 狐 の 飛 脚 通 り け り
狐の飛脚。かわいく、妖
(あや)しい姿が、「草枯れて」 と好
(よ)いコントラストをつくる。
公 達(きんだち)に 狐 化 け た り 宵 の 春
「宵の春」 という季語に、清酒をたまわったように酔うてしまう。
物語性に、松山の木彫人形師、南雲
(なうん)先生の世界を感じた。
もっとも、南雲先生がお好きなのは、狐ではなく兎である。
「春うさぎ」
どうです。兎がお雛さま。すましていればいるほど、ユーモラスだ。
「春舞台」
こちらは、松山ブランド新製品コンテストで奨励賞を受賞しました。
コンパクトな、パステルカラーの ほんわかワールド。
2月10~16日、三越日本橋本店の本館5階の一角で、南雲人形の展示即売会があります。
「伊予比奈 てのひらのお雛さま展」
週末の2月14~15日には、西川南雲先生も会場に。
興が乗ると、来場者のためにさらさらと色紙に絵を描いて下さいます。
「泉のブログで見ましたよ」とおっしゃって、何かお買い上げいただければ、きっと色紙を描いてくださると思います。
南雲先生、お願いしますよ!
展示会についてのお問合せ先は、03-3274-8533
(担当者は打味さん) へ。