テーマ:政治について(20109)
カテゴリ:日本の政治
劇場公演でもらう来日公演オペラのビラに、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール で開催のものがときどきあってビックリする。
なんで、滋賀県でオペラなんだ?! と、関西の地理に疎いわたしは思ったものでした。 2月13日の日経に平成18年度の1人当たり県民所得のランキングが出ていて、滋賀県が4位だったので、2度ビックリした。 滋賀県の人口は140万人。わが故郷、愛媛県と同じ規模の自治体だ。 その自治体が、245億円を出資して建設した 「びわ湖ホール」 は、大ホール1,848席、中ホール804席、小ホール323席。 大ホールは本格的なオペラがかけられる仕様になっている。 こんな元気がどこから出てくるのかと思ったが、平成18年度の1人当たりの県民所得を比べると、滋賀県が335万2千円、愛媛県は248万7千円。 元気が出るはずだ。 滋賀県の335万2千円は、大阪府の308万3千円、京都府の297万6千円、兵庫県の288万2千円を上回る。 恐るべし。 滋賀県に本社を置いている大企業があるわけではないが、大阪から大津まで新快速で39分、名古屋から京都乗換で大津まで60分という2つの大都市圏からアクセスできるという地の利が力になっている。 豊かになると、こうして地元でオペラを楽しむ余裕もできるわけだ。 ソトから来てもらうだけでなく、びわ湖ホールじしんがプロデュースする公演もいろいろあるから、ホンモノだ。 県民所得ランキングを見ていると、下位4県は 高知県 217万円 長崎県 215万9千円 宮崎県 215万円 沖縄県 208万9千円。 長らく言われてきた 「本土と沖縄の経済格差」 は、無くなったと言っていい。 下位4県といっても、高知、長崎、宮崎、沖縄という南国だ。 それぞれに、現金収入はやや貧しくても生活はそこそこ豊かなのでは。 とにかく、わたしが悲しいのは、何をとっても平均点をとっていたはずのわが愛媛県の県民所得248万7千円が、かつて貧しさの典型とされてきた青森県の244万3千円にほとんど追い抜かれようとしていることだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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