テーマ:政治について(20099)
カテゴリ:日本の政治
民主党政権はどんな肌触りだろう。
福田康夫政権のようになると思えば、わかりやすい。 7月22日の日本経済新聞34面に、自民党が全面広告を打っていた。 自民党と民主党の政策を比べて 「日本の未来が危ない。 安易な政権交代は、この国の将来に大きなダメージを残すかもしれません」。 トピックスは 「安全保障」(テロ・海賊対策、日米安保、北朝鮮) 「教育」(教育の正常化) 「憲法」(改憲に向けた議論の推進) の3本だった。 これらの課題があるからわたしは自民党に投票しつづける。 端的に 「自民党らしさ」 だ。 これらの課題に精力的に取り組んだのが安倍晋三政権だった。 安倍政権が瓦解したのは、ひたすら首相の健康問題のゆえだった。 改造内閣は十分に長期政権を狙えた。それが証拠に、福田康夫政権は安倍改造内閣をそっくりひきついだ。 が、どうも自民党のなかでは 「安倍政権瓦解は自民党らしさを出しすぎたため」 と整理されたようだ。 福田康夫政権では、これら3つの課題への取り組みが一斉にしぼんでしまった。 麻生太郎政権が安倍晋三路線に戻ることを期待していたのだが、不発だった。 結果的に、自民党に自民党らしさがなくなり、いっぽうの民主党には田中角栄風の自民党らしさが小沢一郎氏によって注入された。 自民党と民主党のどちらでも大差ないという、あきらめの果ての境地がうまれた。 * 民主党が政権を取っても、経済政策に大きな変化は期待できない。消費税を引き上げない限り、何も変わらない。 安全保障・教育・憲法の3つの課題には、民主党は 「引きこもり」 を貫くだろう。 安倍晋三政権のように理念を前面に出した党に立ち返った自民党を国民が求めるときがきっと来る。 自民党には、立党の理念を鮮明にしてシャープな党に立ち返ってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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