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Dec 17, 2009
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カテゴリ:日本の政治
「人当りが良くて優しそう。こんな男は結局は女性を不幸にするという」 と言われてあなたは、にんまりするか、ひやっとするか。

わたしの女いわく、
「近所のひとは、やさしそうなご主人でいいわねぇと言うけど、とんでもない。
あなたが突然怒り出すと、ものすごく怖いんだから」

突然怒り出すのは申し訳ないと思うが、ときに怒らなかったら腑抜けなり。

会社の人事研修で、職場の上司・部下からのアンケート回答を見せられた。
ぼくについて、こんな批評があって、よく見ているものだと思った:

≪自分の価値観の軸がしっかりしているために、自分の価値観と比較して瑣末な情報や、理解を超える (本人にとっては馬鹿げて見える) 事象に対し拒否反応が極めて強い。≫

≪仕事へのこだわりの裏返しかもしれませんが、異なる意見や考え方に対する許容力・柔軟性に物足りなさを感じます。≫


グループ討論でこれが話題になった。

わたしの自己分析は、こうである。

≪自分を開きっぱなしでいたら、じつに下らないことが降ってきてストレスになる。

人であれ、考え方であれ、自分が観察して罰点をつけたが最後、それを相手にするために1秒でも時間を使うのは貴重な人生の時間の無駄だと考えている。

これが自分流のストレス・マネジメントだ。

ただし、ただ自分を閉じるだけでは世界が狭くなって人間が小さくなるから、そうならないように関心の枠を意識的に広げている。

だから、つねに開拓と取捨選択を繰り返しているのである。≫


はっきり言って、自分はオトナ気ないところが多分にあるのだが、それをキレイにしちまったらお仕舞えよ、と思う自分もいる。

さて、
「人当りが良くて優しそう。こんな男は結局は女性を不幸にするという」
とは、じつは鳩山首相へ贈られたことばだ。
書いてくれた名コラムを掲げます。

「決めないということを決めたことが決断だ」 と真顔で言ってのける首相は、女性どころか全国民を不幸にする。

もっとも、小沢政権は何も決めないでいてくれるのが一番いいとも言える。
決めないなら決めないで、徹底して何も決めないで次の政権へバトンタッチしてほしい。


『北國新聞』 コラム 「時鐘」 平成21年12月16日  

≪人あたりがよくて優しそう。こんな男は結局は女性を不幸にするという。

八方美人の 「いい人」 も、裏を返せば優柔不断でいい加減な人になるからだ。

 鳩山首相はその 「いい人」 である。
普天間移転を振り出しに戻して不幸になるのは沖縄県民だ。

さらに十数年は我慢しろと言っているのに、その残酷さには目をつむる。
連立政権だけは丸く収まる。

 『「いい人」 をやめると楽になる』 という曽野綾子さんの本がある。

中身は単純なものではないが、タイトルだけを頂いたようなのが小沢民主党幹事長である。

「いい人」 に思われようとしないから何でも言う。悪く思われるのを看板にしてしまった。

 小沢さんの自著によると 「いい政治」 が行われなくなったのは、信念を曲げず反対があろうと堂々と主張を貫く政治家がいなくなったからとある。

尊敬する織田信長や大久保利通の名をあげて 「彼らはけっして万人から好かれるタイプではない」 (『小沢主義』) とも記している。

 が、有権者は 「いい人」 の幻想を追い続ける。

いい人ぶる人も、いい人になるのをやめた人も、普通の人にとってはどちらも厄介な人である。≫



同じく 『北國新聞』 12月16日の社説より。返すがえす、そのとおり。

≪普天間基地移設問題では煮え切らない態度の鳩山首相が、特例会見を強気で主張したのは、民主党の小沢一郎幹事長側からの働き掛けがあったからだとされる。

小沢幹事長は会見で、
「天皇陛下の体調がすぐれないというならば、それよりも優位性の低い行事はお休みになればいい」
と述べた。

「天皇陛下ご自身に聞いてみたら 『会いましょう』 と必ずそうおっしゃると思うよ」
とも語った。

 これは、はなはだ思慮を欠いた発言である。

陛下の体調より、中国の副主席との会見が優先と言わんばかりだ。

陛下のお心を勝手に推察して、都合よく決めつける強引さも無神経と言わざるを得ない。

鳩山政権では、岡田克也外相が国会開会式における天皇陛下の 「お言葉」 見直しを求めて物議を醸したことがあった。

政府・与党を通じて、皇室に対する尊崇の念の薄さが気に掛かる。≫





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最終更新日  Dec 18, 2009 06:41:22 AM
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