テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
八田與一(よいち)技師を描いたアニメ映画 「パッテンライ !!」 の 試 写 会 が台湾国の台南県や台北市で行われたことは、平成21年11月17日のブログ でご紹介した。
『北國新聞』 によると、さらに輪を広げての巡回上映会が台南県ではじまったそうだ。 同紙3月23日の社説から: ≪八田映画が台南巡回 次世代の交流に大きな弾み 台湾の水利事業に尽力した金沢出身の八田與一(よいち)技師を描いたアニメ映画 「パッテンライ !!」 の巡回上映会が台湾・台南県で始まり、8月まで同県内の教育、文化施設で順次開催される。 八田技師が建設した烏山頭(うさんとう)ダムのある地で、次代の日台交流を担う若者たちに八田技師の功績を広く伝えることは大きな意味を持つ。 八田技師を通じた金沢、石川と台湾との児童生徒らの交流は広がりを見せており、今月も金大附属高生が修学旅行で烏山頭ダムを見学し、金沢学院東高が台湾の生徒一行を迎えて友好を深めたばかりである。 「パッテンライ !!」 の台南県巡回上映を若者らの交流促進の弾みとしたい。 台南県の計画では8月までに同県内の小中学校や、高校、大学、専門学校のほか図書館、社会教育センターなどで上映する。 「パッテンライ !!」 は昨年、台湾各地で上映され、八田技師への関心と共感が一気に高まった。 今回の台南県巡回は最初の児童対象の上映会が好評だったように、若者に人気のある日本のアニメという媒体によって、八田技師の不屈の意志や、誰に対しても分け隔てなく接した人柄などが若年層によく伝わるはずである。 台湾での日本語世代の高齢化が進むなか、日本と日本人に対する理解を深めてもらうためにも、より多くの若者に見てほしい。 石川と台湾の生徒による八田技師ゆかりの地の訪問は、互いによい刺激を受けている。 金大附属高の生徒はダムの実物を見て、スケールの大きさと技術の高さに驚き、「郷土の偉人」 であることを肌で感じた。 また、金沢学院東高を訪問した台湾の生徒は、八田技師の生家や母校も訪れた。 一行は技師を誇りとする地域の人々の思いに接して、八田技師を 「平和の大使」 とたたえている。 今秋に台湾を訪れる泉丘高生も 「パッテンライ !!」 を鑑賞するなど、事前の学習を深めている。 台湾でも巡回上映を機に金沢、石川を訪れる若者が増え、相互交流の促進を期待したい。 来春には石川県で日台観光サミットが開催される。 八田技師を通じた若者たちの受け入れ体制もさらに整えたい。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 24, 2010 12:22:35 AM
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