テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
日本統治時代の台湾南部の水利事業に尽くした八田與一(はった・よいち)は5月8日が命日である。
今年もその遺徳をしのび、烏頭山(うさんとう)ダム近くで墓前祭が行われた。 前日の5月7日、八田與一の銅像には花が供えられていた (台湾 『自由時報』 劉婉君 記者撮影) 墓前祭には、八田與一のご長男の奥様の八田綾子さんをはじめ約500名が出席し、台湾政府からも大統領府の頼峰偉官房副長官が出席した。 (金沢 『北國新聞』 より) (『自由時報』 劉婉君 記者撮影) 5月8日午前には、「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」 の一行が、八田與一記念公園の建設地を見学した。 (『北國新聞』 より) 一行(いっこう)は、翌5月9日には奇美実業の創業者、許文龍氏を表敬訪問した。 台湾・台南県の奇美実業本社で許文龍氏のバイオリン演奏に合わせて 「仰げば尊し」 を歌う一行。(『北國新聞』 大田こころ記者撮影) * 墓前祭前の5月5~7日には、国立台南藝術大学の斑芝花劇団がオリジナル演劇 「八田與一 ~ 烏頭山の愛」 を、大学の音像藝術館戸外広場で上演した。 劇のクライマックス部分は、墓前祭でも披露された。 練習に余念がない斑芝花劇団 (『自由時報』 劉婉君 記者撮影) 八田與一・外代樹(とよき)夫妻の夫婦愛、そして台湾の土、台湾農民との結びつきを描き、30名のキャスト、70名のスタッフを動員して作られたもの。 台南藝術大学は、烏頭山ダムから吊り橋ひとつ隔てたところに位置している。 八田與一を演じる国楽科7年生の楊智博さんと、八田外代樹夫人を演じる陳怡トウ(ちん・いとう、トウは「丹彡」)先生 (『自由時報』 劉婉君 記者撮影) = 以上の内容は、『北國新聞』 (金沢市) および 『自由時報』 (台湾) の報道から要約しました。なお、『自由時報』 記事は何れも台湾南部の地方ニュースとしての扱いでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 16, 2010 11:08:01 PM
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