テーマ:韓国!(17214)
カテゴリ:日本の政治
朝鮮軍からの砲撃をうけた韓国・仁川(じんせん)広域市甕津郡(おうしんぐん)の延坪島(えんぺいとう)。
ニュースを見ながら娘が質問してきた。 「なんであんな危ない島に人が住んでいるの?」 「国境最前線の島だからこそ、いっしょうけんめいに人を住まわせているんだよ。 朝鮮国のスパイが上陸して活動するにも、島に韓国の一般住民が千数百人も住んでいたら、怪しいことがしにくいだろ。 一般住民がいると、朝鮮軍だって攻撃しにくいんだ。砲撃しただけで世界を驚かせる大ニュースだ。もしかりに一般住民がゼロで、韓国軍兵士しかいなければ、朝鮮軍が砲撃してきてもニュースとしての扱いは格段に小さかったろう」 ■ 延坪高等学校の雄姿 ■ ちょうど 11月22日のブログ 「3月に人口減の与那国島、4月に人口増の石垣島」 で沖縄県の与那国島のことを取り上げた。 与那国島の人口は1,600名。高校がないことが、人口減の一要因になっていることを紹介した。 韓国の延坪島には高校はあるのだろうか。 延坪島のいまの人口は、1,780名だ。韓国語のいくつかのサイトで見た。 ウィキペディア日本語版には、平成20年12月末現在で1,689名とある。平成11年には1,264名だったと、韓国語の 「NAVER百科事典」 サイトに出ていた。 与那国島とは逆に、延坪島の人口は着実に増えているようだ。 その延坪島には、高校が、ある。立派な校舎だ。 小さな写真ですが、「延坪高等学校」の雄姿をご覧ください: http://place.daum.net/place/ConnectView.do?confirmid=8000179 ↑ このページに、学校のホームページのアドレスがあるが、残念ながらサイトは閉鎖されています。 ■ 事実上は小・中・高の一貫校 ■ 学校の住所をコピー&ペーストしてグーグル検索してみたところ、仁川広域市のすべての小・中・高等学校の一覧表に行き当たった。 「2009年仁川市教育庁教育統計資料」 という Excel 表。各学年の児童・生徒数や教職員数まで出ていた。 延坪高校の校長が、小・中学校の校長も兼ねている。教頭がいるのは高校と小学校だけ。たぶん、高校の教頭が中学校の教頭も兼ねているのだろう。 5名の事務職員が、小・中・高校の共通スタッフとして働いている。 さて、各学校の規模はどうなっているだろう。 ◆ 延坪初等学校 (小学校) ◆ 創立: 1935 (=昭和10) 年5月1日 (← 日本統治時代!) 児童数: 小1: 13名 小2: 13名 小3: 14名 小4: 9名 小5: 13名 小6: 7名 教員: 教頭 1名、教師 7名 ◆ 延坪中学校 ◆ 創立: 1966 (=昭和41) 年9月1日 生徒数: 中1: 7名 中2: 6名 中3: 8名 教員: 教師 6名 ◆ 延坪高等学校 ◆ 創立: 1978 (=昭和53) 年9月1日 生徒数: 高1: 4名 高2: 7名 高3: 5名 教員: 校長 1名、教頭 1名、教師 10名 高校には入試があるが、「募集人員30名」 とある。よほどの不良でなければ、希望すれば入学可ということだろう。 ■ まっとうな国家意思の反映 ■ 延坪高等学校は生徒数16名に対して教師が10名だ。経済合理性とは別の、まっとうな国家としての意思を感じるではないか。 仁川港から延坪島までは145キロ。通常の船だと4時間、高速艇なら2時間で着くという。 かつては 「イシモチの島 (チョギ・エ・ソム) 」 とも呼ばれたほどで、いまでも高級魚の水揚げが多い漁業の島である。 韓国の延坪島に高校があって、日本の与那国島に高校が作れぬはずがない。 基本の一歩一歩が、国のかたちをつくるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 25, 2010 08:02:37 AM
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