カテゴリ:美術館・画廊メモ
案内をいただきとても楽しみで、松本慎吾 さんの個展は初日の夜に行った。
ブログで紹介したいと伝えたら、写真を撮ってもいいですよと言われたので、4作ご披露。 気がついたら銀座煉瓦画廊 (銀座四丁目13-18) での個展は12日午後4時まで。あと1時間しか残っていない! 松本さん、集客のお役に立てず、ほんとにすみません。 とはいえ、まずこちらをご覧ください。 題して Spider Crab. 高脚蟹であります。しかもメカニックな。 胴体の下のところに、出入りのためのハッチが描きこまれているところも気にいっているのであります。 日本画の渋い色調と、メカニックなデザインのすてきなミスマッチが、たまらない魅力です。山口 晃 の世界を海洋生物界に展開したみたいな。 今年8月に京橋三丁目のアートスペース羅針盤の6人展で見て、 「もし金持ちだったら、購入して常設展示してくれる小学校に寄付したい」 と思った。 これはぼくなりの最上の褒め言葉です。 いわゆる 「美術の通」 だけでなく万人にイメージ新体験のよろこびを与える作品。 出会った子供たちは発想の枠を思い切り広げることができて、人生がちょっぴり変わるに違いない、そんな作品。 題して Amagiri. 護衛艦 「あまぎり」 の横須賀寄港に取材した作品。 メカニック魚介シリーズを描く前は、こういう写実ものを描いていたのだそうです。 松本慎吾さんは昭和50年東京生まれ、多摩美術大大学院の修士課程・日本画専攻修了。 今回の個展の案内葉書に使ったのはこちらの作品。 題して Ryujinsama. 龍神さまは、満艦飾の原動機つき龍の落とし子。 痛快です。 題して Fiddler Crab. 潮招き。 (Wikipedia で潮招きの中国語を調べたら “招潮蟹” だって! 日本語の直訳なのが、おもしろい。) 大きな鋏がしっかり松本慎吾していて、メカニック。渋く銀箔が置かれて、いい出来です。 売価2万円だったので、これは買おうかどうしようか画廊で 3分ほど迷いました。 最近買いすぎていて断念しちゃったけど、ごめんなさい! 来年も、ご活躍を楽しみにしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 12, 2010 03:15:17 PM
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