テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
今年4月14日にマニラから帰国して以来、海外出張の機会がない。
会社の仕事が 100%内勤業務になってしまった。 ときどきは国外に出ないと感覚が鈍るから、ソウルや台北にプライベートでふらっと行って来るのもいいかなと思うこのごろ。 本屋と食べもの屋に加えて、いまなら画廊めぐりに GO! だな。 * 台湾の台南市が、八田與一(はった・よいち)顕彰に力を入れるそうだ。 『北國新聞』 をフォローしていると折々、八田與一関連のニュースがある。 (ブログのネタに困っているひとに こっそり教えたいコツのひとつがこれ。 大新聞の報道でなく、地方新聞の報道や論説からこれと思うものを拾ってくるわけですね。 ぼくの場合、フォローしている地方紙は 『北國新聞』。残念ながら、四国の地方紙にとんと興味がない。) 八田與一夫妻を描く実写ドラマが台湾では既に作られており、映画化の話もあるという。完成が楽しみだ。 北國新聞 平成22年12月31日 社説 ≪新台南市が誕生 八田技師の絆をさらに強く 金沢出身の八田與一(はった・よいち)技師が戦前、水利事業に貢献した台湾の台南県と台南市が合併して新制台南市が誕生した。 市長に就任した頼清徳氏は金沢市や石川県との交流を促進し、技師の顕彰活動に力を入れる姿勢を示している。 来年は八田技師をたたえる記念公園が5月に開園する節目の年となり、市議時代から八田技師の顕彰活動に取り組んできた金沢市の山野之義市長も訪問に意欲を示している。 今年は技師を描いたアニメ映画 「パッテンライ!!」 が台湾の学校で巡回上映され、若者たちに技師の足跡が広く紹介されるなど、若い世代の交流の輪も広がっている。 新たな台南市の誕生を機に八田技師の絆をさらに強めていきたい。 台湾では地方再編により、台南市を含む四つの行政院 (内閣) 直轄市が12月25日に誕生した。 日本の政令市に相当し、財政面で他の県や市より優遇され、八田技師の関連事業の強化も期待される。 先の市長選で当選した最大野党の民主進歩党の頼清徳市長は、与党国民党の馬英九政権の下で八田技師の記念事業が進められている点について、 「八田技師の功績を顕彰する点では同じ立場であり、台南市長として取り組んでいきたい」 とし、金沢市、石川県との交流を継続、強化していく方針を明確にしている。 選挙戦でもたびたび八田技師に言及し、顕彰事業として八田技師夫妻の映画化を挙げている。 台湾では八田技師が建設した烏山頭(うさんとう)ダムの世界遺産登録運動の取り組みや八田夫妻を描くドラマが放映されるなど、八田技師にあらためて光があてられており、映画化もぜひ実現してもらいたい。 烏山頭ダムの近くで台湾政府が整備している 「八田與一記念公園」 は、八田技師の命日にあたる来年5月8日のオープンを目指している。 「“パッテンライ” の家に家具を贈ろうキャンペーン」 で石川県から寄せられた家具や調度品も展示され、八田技師を通じた石川と台湾の交流に弾みがつく。 金沢、石川と新台南市との信頼関係を深め、日台の懸け橋となった技師の功績をより多くの人に伝えていきたい。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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