鎌倉時代以降の日本は、太平洋岸が時代を追うごとに繁栄し、日本海側がかすんでいる。
(表日本、裏日本という用語がかつてあったが、いまではタブー語になった。) 太平洋岸のほうが温暖だしドカ雪も降らないし、繁栄して当然という気はするが、古代日本はそうではなかった。 出雲や畿内の文明は太平洋岸から遠い。 静岡県の古代文明といえば、日本史には登呂遺跡が単発で登場するが、そのあとは今川氏の登場まで静岡県は静かだ。あれだけ住みやすそうなところなのに。 高知県だって宮崎県だって、暖かくて住みやすそうで、古代人がぽこぽこ子供を産んで人口が増えそうなものだが…。 データの裏付けのない妄想ですが、かつて太平洋側に古代文明が栄えていたのが、巨大な津波で押し流されてしまったのではないか。 静岡県から宮崎県にかけて太平洋岸沖にのびる南海トラフ (ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが潜り込んでひずみをため込む場所) が大地震と大津波を起こしたら、浜岡原発あたりに21メートルの津波、高知県黒潮町で34.4メートルの津波が想定されると、3月31日に内閣府の有識者検討会が発表した。 そういう衝撃的な大津波が古代文明を押し流したら、立ち直りは難しい。救援物資なんて、来ないんだから。 生き残った人たちも、「たたりだ」 とか 「また来年も大波が来るかもしれない」 とか思って、移住するだろう。 太平洋側は人のまばらな場所になる。暖かくて、魚も捕れて、住みやすいはずなのに。 神武天皇の東征は、日向(ひゅうが)の地が津波に遭ったので避難のため移住した古代の記憶の反映かもしれない。 以上、ぜんぶ根拠はありません。でも仮説としては 「あり」 でしょ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 3, 2012 07:52:07 AM
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