カテゴリ:美術館・画廊メモ
松の内に、早くも絵を2枚買ってしまった。どちらも女性が女性を描いた作品です。ジャンルとしてはぼくが買う絵の典型です。
1枚は、高橋未歩さん (雅号・緋月) のドローイング。 元旦にいただいた賀状。北群馬郡榛東村から届いた彼女の賀状は、蛇と黒衣の少女の銅版画をプリントしたもので、返信賀状を書くために、未歩さんがどんな作家さんかさっそくネットで調べたわけですね。 そしたら、 「惰 性」 というペン画に行き当たりました。 (クリックしてご覧ください) 描かれた女性は、つきあったら最初ちょっと疲れるかもしれないけど、やさしくしつづけたら いいところが悲しいほどどんどん出てきそうな、そんな女性ですね。 返信賀状に、購入したい旨を書きました。そしたら1月5日にメールをいただいて、商談成立となりました。 さて、高橋未歩さんはどうしてぼくの住所を知っていたのでしょうか。 銅夢版画展の記帳からかな? それともデザインフェスタ? 「年賀状はデザインフェスタでの芳名帳から出させていただきました」 という未歩さんのお答えでした。 そーなんです。いまどきは賀状もとっても有効なマーケティング手段になるわけですね、未歩さんにそのつもりはなかったと思うけど。 * 2枚目は昨日7日、銀座一丁目のOギャラリー、宮井麻奈展で。 昭和53年生まれ、多摩美 版画 院修了のひとですが、ドローイングふうの丁寧な手描き画を破格のお値段で出していました。 作家本人は、ギャラリーの奥のほうのメランコリックな本格画をストライクゾーンのド真ん中と認識しているようでしたが、マーケットの需要からすると若い女性のポートレートのヴァリエーションのほうが魅力的。 作家本人は 手すさび と認識しているようすで、だから値付けが破格の安さだったのです。 自分で前髪に鋏を入れようとしている、どきりとさせる女性の瞬間を描いた1枚を買わせていただきました。タイトルは 「病」 とありましたが、ぼくなら 「前髪」 とつけますがね。 というわけで、今年もコレクター生活がはじまりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 8, 2013 08:23:20 AM
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