カテゴリ:韓 国
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7月20日の日本経済新聞の土曜別刷りが 「並んでも食べたいふわふわかき氷」 を特集していた。 東日本の1位は神奈川県藤沢市の 「埜庵(のあん)」。≪旬の果実を使ったシロップも絶品≫ で、≪天然氷を熟練の技で削≫ってあり ≪綿あめを思わせるふわふわの食感≫ とある。 西日本の1位は愛媛県今治(いまばり)市の「登泉堂」。≪地元でとれたイチゴやイヨカンなどの果物をふんだんに使い≫、≪自家製シロップはイチゴそのものを食べているよう≫ とある。 どちらも見た目は削り氷に色つきシロップをかけただけ。素材やパーツ (=ここではシロップ) の完成度で勝負しているところが、日本の産業構造そのものに通じている。 組み立ては新興国に任せて、基幹部品の質で勝負する日本の姿を、かき氷にまで感じてしまった。 ■ かき氷の簡素とパフェの華麗 ■ 「かき氷」 は台湾にも韓国にもフィリピンにもあるが、たいていは氷の上に載せる具(=果物や豆の甘煮、ゼリーなど)の多様さで競い合う。 全国区で名物になるようなかき氷で、日本のように氷の削り方とシロップの品質だけで勝負する店は、他国にはまず無い。 その一方で対極的な進化をとげているのが、日本の喫茶店のパフェだ。こちらは、アイスクリームをベースに、さまざまな材料を盛り合わせて装飾美を競う。 これまた、他国にはまず無い。 かき氷の簡素も、パフェの華麗も、それぞれに進化させて、どちらか一方でなければダメなどとは言わず、共存させているところがいかにも日本なのである。 ■ 対極的ペアの共存が好き ■ 神道と佛教の共存、漢詩文と和歌の共存、日本画と油絵の共存、慶応と早稲田の共存、トヨタと日産の共存、などと挙げていけばキリがない。 対極的なものを共存させることを当然と思う。いや、むしろ、対極的なものがペアで共存していないと落ち着かない気分にさえなってくる。 ひょっとして日本の政界のあり方もその延長なのだろうか。必要以上に対極的政策にこだわる無能な野党に、つねに身の程以上の票を与えて、自民党と共存させてきた。 いかに政治が停滞してもよい、与野党は拮抗するのがよい、とまぁ、そういう心理が多くの日本人を支配してきたように思えてならない。 よく言えば 「寛容」、悪くいえば 「お坊ちゃん・お嬢ちゃん」。ひとつの色に染め上げないと気がすまない韓国や共産中国とは対照的だ。 日本人は対極的なものとの共存で なごみたがる。だから、国柄のちがう韓国や共産中国のことも好きで好きでたまらない。 さすがに最近、度を過ぎたポッポ的寛容は間違いだと気づきはじめるひとが増えてきた。 ■ 歴史を忘れた韓国人 ■ 「歴史を忘れた民族に未来はない」 と横断幕を掲げて、ようやく自分のことを反省しはじめた韓国人……、なわけないか。 「きっかけは競技場で振られた旭日旗だ」 と韓国側は主張するが、ネット上では韓国側の自作自演だという情報が飛び交っている。 旭日旗の歴史は古く、朝日新聞の社旗もこれをもとに作られているのだから、ここはいい加減で朝日新聞社も沈黙を破り、旭日旗の是(ぜ)を説いてはどうか。さもないと朝日新聞社の社旗もいまに、無知な韓国人らにバッシングを食らう。 歴史を忘れた韓国人。 国じゅうの経済があまりに貧しくて染料が工面できず、白いままの衣服しか着られなかったのが日本統治以前の朝鮮人の現実だが、韓国の歴史ドラマでは皆が色とりどりの衣服を着ている。 日本は豊かだったから、江戸時代の庶民も色とりどりで模様もさまざまの服を着ていた。浮世絵を見ればわかるが。 その豊かな日本並みの庶民生活が李氏朝鮮にもあったかのような歴史を演出する韓国人。 李氏朝鮮時代の絵画や写真と、韓国がつくる歴史ドラマのなかのたたずまいは大きく矛盾しているから、そのうち李氏朝鮮時代の図像資料は韓国で流通禁止になるのではあるまいか。 慰安婦少女像の設置が反日愛国なりと勘違いしているのも哀れだ。 「わたしたちの3代前の親たちは、かつて娘を売りました。村の誰も、娘たちを助けませんでした」 と自虐的宣伝を繰り広げているにすぎないのだが。 ■ 主戦場は米国、そして英語のウェブサイト ■ 二者共存が嫌いな隣国人たちと、二者共存が大好きでお人よしの日本人が、実際共存するにはどうすればよいのでしょうね。 こういうときの日本人の伝統的対応方法は、「無視する」 というものだった。 しかし、さすがに今は、一段の戦略が必要だ。 こと経済に関する限り、「投資も技術移転もするな。モノだけ売ろう」 と、わたしの十数年来の持論を繰り返すしかない。シンプルである。 問題は、広報活動だ。中国語や韓国語で隣国人に向けて広報を繰り広げようとしても、先方は全面拒否の構えだ。やれやれ……。 やはり主戦場は米国であり、英語のウェブサイト上だ。 「慰安婦少女像は、朝鮮の親たちが娘を売り、朝鮮人の業者が娘を買った証です」 くらいの毒々しいことを言い続けてはじめて、韓国人の執念をへこませられるわけだが、日本政府にそれをやってくれと言うのは酷だろう。 ■ 広報戦にカネをかけよう ■ 官は官のやり方で、みやびな広報をするがいい。 広報戦は、やはり我々のような民間人が頑張るしかない。 政府は、民間の広報活動をカネで支援する方法を考えてほしい。桁ちがいの予算がつけば、民間の日本人は広報でも優秀さを発揮するはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 6, 2013 08:11:31 AM
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