カテゴリ:科学技術に驚く
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 の車は、バナナの皮も燃料にできる進化ぶりだったけど、それに似たものを感じたのがGEの新技術。
粉末と水を注ぐだけでエネルギーを充填できるというもの。 急速充電でも何十分もかかるのが今の電気自動車の電池の欠点で、だからサービススタンドで電池そのものを交換するというシステムも検討されているが、それって現実的でないだろ。 粉と水を注げば充電状態になるのなら、いまのガソリンスタンドと同じだ。いや、粉をもっていてテキトーなところで水を調達すればいいんだから、ガソリン車より便利だ。 この技術が実用化されれば、電気自動車は爆発的に普及するな。 問題は、魔法の粉のお値段と製造プロセスだけどね。この原料次第では化石燃料枯渇を乗り越える手段のひとつになるのかどうか。 この基本特許をとった GE は、近未来でも安泰だな。 電気新聞 平成25年9月5日、4面 ≪米GEが新蓄電池開発 注水だけで充電可能 米ゼネラル・エレクトリック (GE) はこのほど、水を注ぐだけでエネルギーを充填できる新型の電池を開発した。 現行型の蓄電池は、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して貯蔵するが、今回開発した電池は水と化学物質の反応により化学エネルギーを作り出し、電気として出力できる。 同社では電気自動車 (EV) の課題のひとつとなっている 「充電時間の長さ」 を解決できる技術として、実用化を目指す方針だ。 GE は技術の詳細は明らかにしていないが、瓶(びん)の中に粉末と水を注ぎ込むと電圧が発生する模様を収録した動画を公開した。 同社の研究者は 「現在主流の EV 車載蓄電池と比べ4分の1の価格で、3倍の走行持続距離を確保できる」 としている。 米エネルギー省のエネルギー高度研究計画局 (ARPA-E) は走行持続距離240マイル (386 km) を実現する蓄電池の開発を推進しているが、これをクリアできる見込みとしている。同社は来年にかけて試作品を製作したい考えだ。 水は既存インフラであり、あらゆるところで入手でき、安全性も確保しやすい。 現行の EV は急速充電でも200 km走行に30分近くの時間が必要。仮に実用化できれば、家庭で水を注ぐという短時間の操作で長距離を走行できるため、EV の普及加速につながりそうだ。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 10, 2013 08:20:24 AM
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