カテゴリ:美術館・画廊メモ
7月6日から11日まで京橋三丁目のK392ギャラリーで、美術コレクターのコレクション展が開かれています。美樂舎の第24回「マイ・コレクション展」。
30点あまりの出展のなか、わたしも3点出しています。 左の作品から すこし解説いたします。 義村京子“Star Children” 平成22年作品 art space kimura ASK? で購入 義村(よしむら)さんが参加していたグループ展では、大作の周りを十数点の小品が囲み、画廊壁面は宇宙でした。星座のように散在する小品群から気に入りの3点を選んで組合せ、額装しました。宇宙の誕生から現在までの時間を象徴するトリオです。 額装の色づかいは作家・義村さんに選んでもらいました。画題はほんらい “Star Child”. 作家の脳には「スター・チャイルド」ということばが浮遊したそうです。 でも、ぼくも ことばには とことん こだわります。単数形では居心地が悪く、複数形にさせてもらいました。 Trevor Brown “cosmic kitty” 平成20年作品 Bunkamura Gallery で購入 Trevor Brown さんは平成6年以来 日本在住の作家で、お歳は60代ではないかと思います。渋谷のBunkamura Gallery でお会いしたことがあります。銀座一丁目の Span Art Gallery とご縁のある作家さんです。 モチーフは『不思議の国のアリス』のチェシャ猫です。チェシャ猫自身は面妖な存在ですが、本作ではチェシャ猫を着ぐるみに仕立てて、その下から かわいい女の子が永遠の笑いを授けてくれる。癒されます。 浮遊する魚たちは、強運また凶運の象徴でしょう。 アルフォンス井上「女友達 I」平成6年作品 Span Art Galleryで購入 これは蔵書票なので、サイズは小さいです。グロくないレスビアン。 他作品の中では、丹伸巨(のぶお)さん出展の池田俊彦銅版画2点に注目です。 池田俊彦「老腐人-R」(平成18年作品)・「翁-Q 完全防御の姿勢 f.s.」(平成17~21年作品) 不忍画廊で購入されたそうです。しびれるような吸引力のある大作です。 わたしも池田俊彦作品は「翁-Q 円錐の反乱 f.s.」という小品を持っています。 * 美樂舎第24回マイ・コレクション展 期間: 7月6日~11日、12:00~19:00(ただし11日は15:00まで) 場所: K392ギャラリー(中央区京橋三丁目9-2 プラザ京橋ビル1階) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 8, 2015 08:22:54 AM
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