テーマ:韓国!(17202)
カテゴリ:ことばと文字
遅ればせながら、ことしの初学びのご報告です。
扉の内側に紙を貼りました。何でしょう。ハングル(朝鮮文字)で書いてありますね。 朝鮮語の数詞です。「11, 22, 33, 44, 55, 66, 77, 88, 99」と書いてあります。 日本語の数詞には「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク」のような漢数字と「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ」ないし「ひい、ふう、みい、よー、いつ、むう」のような和数字がありますね。 朝鮮語の数詞も “イル、イー、サム、サー、オー、ユク” のような漢字語と “ハナ、トゥル、セッ、ネッ、タソッ、ヨソッ” のような固有語があります。 朝鮮語の固有語数詞は、日本語の和数字よりも出番が多い。 例を挙げれば「12時」「23冊」「34歳」は、たとえて言えば “とおふた時” “はたみつ巻” “みそよつどし” といった表現を使うのが朝鮮語。 日本語では文学的表現を除けば「11」以上は基本的に漢数字ですね。例外は「20歳」の「はたち」くらいです。 でも、大きな数字を固有語数詞で表現しなければならない場面は、さほど多くありません。 “ハナ(=1)” から “ヨル(=10)” まで覚えておけば、「1時」から「12時」までは言える。 「2016年」と言うときは漢字語の数詞を使い、固有語数詞は使いません。 大きな数字はたいてい算用数字で書いてあるので、「20、30、40、50…」がハングルで書かれていることはほとんどない。 というわけで、大学2年生のときに朝鮮語を習い始めてから今に至るまで、「20、30、40、50…」の固有語数詞はちゃんと覚えずにいたのです。それを今年の正月は一念発起、トイレの扉の内側に紙を貼って、便座に坐りながら何度も唱えて覚えました。 日本語の場合、「4」は「よっつ、よつ」で「40」は「よそ」。「5」は「いつつ、いつ」で「50」は「いそ」。覚えやすいです。 でも朝鮮語では「4」は “ネッ”、「40」は “マフン”。「5」は “タソッ”、「50」は “スィーン”。覚えにくいのですねぇ。 “マフン” と唱えながら自分の40代のころをイメージし、“スィーン” と唱えつつ50代をイメージするといった具合に、年齢と関連づけながら覚えました。 でも、まだ覚えきった自信がないので、1月12日の今になってもトイレの扉に紙を貼ったままです。ぼくは数詞を覚えるのがとても苦手です。語学の最大の苦痛は、数詞を覚えること。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 12, 2016 06:59:53 AM
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