はんなり電脳

先日、大ショックだった縮んだ着物ですが
杏子．Ｇさんのアドバイス通り、胴裏を取り替えることにしました。

さて、どこに頼むか？
格安で手に入れた着物なので、あまりお金をかけたくない私。（ケチ）
で、昨日ふと思い出したんです。
実家の母が昔、和裁をしていたことを…。

母は工業用ミシンを何台も持って、主に洋裁をやっていたので
実際に和裁をしているのを見たのは、あまりないのですが
浴衣とかウールとかは縫っていたような…。
よし！電話だ！

トゥルルルル　トゥルルルル　トゥルルルル

私「お久しぶり。元気にしとん？」

母「元気やよ。先週、友達と東京へ行っとったわ。」

私「留守電になっとたね。お参り旅行やね。」

母「浅草とかも行って、観光もできて、楽しかったわ。家にいるより元気やった。」

私「そりゃ、よかったね。で、ちょっと聞きたいことがあるんよ。
　　袷の着物の胴裏って取替えできる？」

母「そりゃ、できるよ。珍しこと聞くなぁ？どうしたん？」

私「また、着物着てみたりしとんよ。」

母「そりゃ、ええなあ。あんたぐらいの歳から、着物着慣れるとええよ。」

私「この前、６７０円で買うた洗える着物ってのを洗ってみたら、縮んだんよ。」

母「えらい安いな。洗えるゆうたって、自分で洗ろたらだめやろ。」

私「そうなんよ。大失敗！自分で洗うのはプレタだけにしとくわ。」

母「プレタって大量生産のやな。浅草でもいっぱいあったわ。
　　この頃は着物が安うてええなあ。」

私「で、胴裏の取替えって私でもできる？」

母「そりゃ、無理無理。ちゃんと習ろてないと。」

私「あんたはできる？」

母「できるで。急ぐん？」

私「急がんわ。やってくれる？」

母「次に来る時に着物と胴裏、持って来な。」

私「どうもどうも、ありがとうね！胴裏はポリを買うて持って行くわ。」

母「そういや、反物で買うて、ほったらかしとるのがあったわ。なかなかええ生地やで。
　　あんたが着るんなら、縫うたげようか？袷は八掛とか付けるの面倒やけん
　　単衣でやったら、縫うで。」

私「そりゃ、嬉しいわ。ありがとうね。」

母「ほな、また、元気でな。」

私「ほな、あんたも元気で。ばいばい。」


ということで、胴裏の取替えもお願いできて、ついでに新しい着物までゲットできそうです。
（次回の里帰りはお盆の予定です。まだまだ先～）

ありがとう！お母様。