カテゴリ:本
テーブルの上に少年が読み終えた本を置きっぱなしにしていた。
本屋のカバーがかかったそれを手に取り「何を読んでるんだ?」と開いてみたら 芥川龍之介「河童・或阿呆の一生」だった。 うわ~~~~~~~~~懐かしい~~~~~~~~~~!!! 私も高校生の頃読んだよ。 一気に気持ちだけは高校生へタイムスリップしてしまった。 当時実家は母屋を建て替えてて、私たち家族は納屋の二階を住まいにしていた。 物置に畳を敷いて窓にカーテンをつけただけの夏は暑い冬は寒い抜群の環境だった。 そこで芥川や夏目漱石、森鴎外などの近代文学やホームズやルパンなどに読み耽っていた。 久々に読む芥川はやっぱり暗い。 その暗さが文学少女を惹きつけていたんだけどね。 無駄な言葉は一語も無いと改めて気がついた。 もう一つ、読んだはずなのに中身をすっかり忘れてる事にも気がついてしまった(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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