カテゴリ:本
『運命の鎖』北川歩実 著 東京創元社
中年期に発病し、精神を蝕みやがて死に至る遺伝病アキヤ・ヨーク病(架空の病名)。 父親をこの病で亡くした志方はその病気を恐れ失踪した。精子バンクに精子を提供したままで。 彼の失踪に遺伝病が関わっている事、彼が精子を提供した事を知った元恋人は精子バンクに 志方の精子を使った体外受精を止めるよう連絡したが、既に数名の子供たちが誕生していた。 自分が保有者かそうでないか知るのは簡単。DNAを調べれば良い。 が、そうと分かっても発病は止められない、治療法は無い。 分かったからといってあるのは絶望だけといった状況にある志方の子供たちの話です。 登場人物は多いし人間関係は複雑だし、時々相関関係が分からなくなりそうでしたが 面白くて1日で読んでしまいました。 運命の鎖 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月11日 21時13分16秒
コメント(0) | コメントを書く |
|