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カテゴリ:本
『ぐるぐる猿と歌う鳥』
加納朋子 著 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 五年生に進級する春、森は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほとんど誰も残念がってはくれなかった。そんな森だったが、引越し先の社宅の子どもたち―ココちゃん、あや、竹本兄弟、パックとは不思議に気があった。彼らは森をまるごと受け入れてくれた。しかし森は次第に感じていた。この社宅には何か秘密がある。もしくは謎が…。 主人公が小学生の男の子なので子供に読めるようルビが振ってある。 つーか、児童書?? どっちでも良いや。加納朋子の本なら何だろうと読むんだから。 加納らしい日常のミステリと子供たちの友情を軸に話は進みますが、 子供たちは僅か10歳にして人生は厳しく辛いものだと言う現実を抱えてます。 ネグレクト、家庭内暴力と言った深刻なものや、親の都合で友達と引き離されて転校しなければならない子、子供を理解しようとしない親。 親の立場で読めば反省すること多々ありました。 他所の子供と比べちゃいけないだとか、親同士の会話で謙遜は子供を傷つけるだとか。 今更遅いけど(^^; 講談社ミステリーランドの中の1冊。 作家ラインナップを見ると執筆陣がやたら豪華です。 もう全巻刊行されたのかな。全部読んでみたいシリーズです。 ぐるぐる猿と歌う鳥 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月12日 08時02分03秒
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