テーマ:本日の1冊(3695)
カテゴリ:本
『くらのかみ』
小野不由美 著 内容(「BOOK」データベースより) 「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した!でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。―行者に祟られ座敷童子に守られているという古い豪壮な屋敷に、後継者選びのため親族一同が呼び集められたのだが、後継ぎの資格をもつ者の食事にのみ毒が入れられる事件や、さまざまな怪異が続出。謎を解くべく急遽、少年探偵団が結成された。もちろんメンバーの中には座敷童子も紛れこんでいるのだが…。 ミステリーランドにはまってます(^^; 今度は横溝正史の舞台に似てる。 田舎の古めかしい屋敷で起こる不思議な事件と、後継者争いの行方。 遥か昔に起こった事件の祟りが現代に陰を落とす。 もうオドロな雰囲気はばっちり揃ってます。 が、そこは児童書の体裁をとってるので横溝ほどには恩讐やら因縁やらはありませんが。 登場人物が多すぎて相関関係が分からなくなってると、子どもたちが調査をまとめて図にしてくれました。それが挿絵になってますが、ありがたい。 小野不由美は「十二国記」以来かなぁ。 子どもが解ける謎なので事件もトリックもゆるいけど 最後まで飽きずに読めるのは著者の力でしょう。 くらのかみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|