『季節のお話　TALES　OF THE　SEASONS』
新井素子　著
古川タク　絵

内容（「MARC」データベースより）
冬に雪が降るようになるのは、地面さんの恋が原因。氷のできた始まりと奥さん思いの熊との関係。避雷針にへそを曲げる先代の雷様と「へそをとる」業務がよくわからず悩む新米の雷…。新井素子流の季節の神話。

1月から12月まで季節に纏わる短編12編。
どのお話も可愛いです。
大人の絵本ですが、子供に読み聞かせても良いですね。

10月、柿のお話が好きです。

これは最初はB５版で出版されたそうです。
でも大きすぎて平積みは出来ないし・・・この本を1冊置くスペースで文庫なら2冊は置けます・・・棚にも入らない。

ところで、B５ってそれ程大きくないですよねぇ。
257×182です。単行本の一般的なサイズより5センチ以上背が高いと・・・やっぱり棚には入りそうにないですね(^^;

素子さんのご近所の小さな本屋では、ロード・マップの棚に置かれてて、そんな所を読み物を探す客が見るはずもなく、返品されてる所を目撃したそうです。大きな書店だったら画集や写真集のコーナーにでも押し込められたんでしょうか。

そんな曰くがあって、再販する際、大きさを変えたそうです。素敵な絵なので大きな版で読みたかったですね。



季節のお話