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2008年10月16日
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テーマ:本日の1冊(3693)
カテゴリ:
『紀文大尽舞』
米村 圭伍 著

内容(「BOOK」データベースより)
花のお江戸で女だてらに戯作者を志すお夢が追うのは、紀伊国屋文左衛門。蜜柑船で一夜にして財をなした豪商の一代記を書くためだ。ところが紀文は逃げ回り、お夢は命を狙われる。華やかな立志伝に隠された秘密とは何か。ついに大奥に潜入したお夢が遭遇する、将軍継承を巡る大陰謀とは。紀文と八代将軍吉宗の意外な接点。お夢の推理が冴えまくる痛快無比の大江戸歴史ミステリー。


「風流冷飯伝」で米村 圭伍の大江戸ミステリーにはまり、今作はその米村 圭伍の本と言うだけの理由で読み始めました。
これが文庫ならカバー裏に↑のあらすじがあったんでしょうが、ハードカバーでカバー裏はもちろん、その折り返しにも内容をほのめかす文章は何一つ無いし、図書館の本なので腰巻も無い。

行き先を示すものが何も無いのでこれはどこに行き着くのかまったく分からない。
分かったように思ったのもつかの間、あれ?そーなるの?じゃぁ大久保彦左衛門と一心太助??昔見たドラマが蘇り、(時代が違わないか??)しかしそれもただの脇役でしかなく、次々と現れてくる魅力的な登場人物、怪しげなお女中、二転三転、それ以上か??
あぁぁ、私も完全に踊らされてるなぁと感じつつの思いもしなかった結末。

ずるい!ここでその人を出すのは!
うーーん・・・ずるくないかも・・・
種明かしをされてみれば、そんな伏線は確かにありましたよ。。。
それを見抜ける読者、いるんでしょうねぇ。


紀文大尽舞



《昨夜の大捜索》
突然京極さんの「どすこい」を読みたくなった。
枕にでもなりそうな分厚い単行本が見当たらない。
あれは確か買ったはず。
絶対あるはず。
それとも記憶が欠落して借りた事を忘れたのか??





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最終更新日  2008年10月16日 12時26分37秒
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