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カテゴリ:本
『裔を継ぐ者』
たつみや章著 内容(「BOOK」データベースより) はるか遠い昔。月の神を奉じる縄文びとと、日の神を崇める弥生びと。ふたつの文化が交錯したときに激烈な争いが起こった。その戦乱の世に和平をもたらさんと、ふたりの少年が立ちあがり、やがてその甲斐があって平和への礎が築かれた。しかし、その絆が結ばれてから五百数十年後、人々は我が祖であるかの人々の思いを受け継ぐすべをなくしていた。そのとき新たなる運命の子がおりたつ―。野間児童文芸賞受賞の『月神の統べる森で』に始まる長編四部作、外伝登場。 今回の主人公はポイシュマから五百数十年後に生きる彼の直系の子孫サザレヒコ。 このサザレヒコ、すねていじけてわがままで、手に負えない自己中な13歳。 嘘と言い訳と責任転嫁が服を着てるみたいなもんです。 その彼が許し難い罪を犯し村を追われることになった。 ひとりでは生きる術を持たないサザレヒコは追放初日から泣きが入ってる。 ムラに帰りたくてもオオモノヌシのシクイルケに償いをするまでは帰ることも出来ない。 そんなひ弱な彼の前に現れた不思議な青年ヌシ。 ヌシに厳しく鍛えられサザレヒコは徐々に大人になって行く。 日ごろ忘れがちな感謝の気持ちを呼び起こしてくれる1冊でした。 裔を継ぐ者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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