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カテゴリ:本
『風の影』
カルロス・ルイス サフォン著 内容(「BOOK」データベースより) 謎の作家フリアン・カラックスの過去が明らかになるにつれて、ダニエルの身に危険が迫る。一方、彼は作家の生涯と自分の現在との不思議な照応に気づいていくのだが…。ガウディ、ミロ、ダリなど幾多の天才児たちを産んだカタルーニャの首都バルセロナの魂の奥深くを巡る冒険の行方には、思いがけない結末が待っている。文学と読書愛好家への熱いオマージュを捧げる本格ミステリーロマン。 上巻の感想を読んでこの本に興味を持ってくださった本読み友達の皆様のために ストーリーに関する感想は避けますね。 これまでに私が読んだスペイン文学の最高傑作でした。 と言っても、これ以外は「アラトリステ」と「ドン・キホーテ」しか無いんですが。 それ以外にもスペイン文学と知らずに読んだものがあるかもしれないけど。 3作のうちの1位じゃ私の感動を表すのに足りないですねぇ。 これまで数々の心に残る本に出合ってきました。その中でも特に大切に思ってるのが、宮本輝「ドナウの旅人」、逢坂 剛「燃える地の果てに」、原田康子「満月」、北村薫「時間三部作」。この本はこれらに並びました。 この本を知ったのは通りすがりのブログで英語版を読んでる方のレビューでした。 ブックマークをしなかったので何処のどなたか分かりませんが感謝です。 翻訳者木村 裕美さんの並々ならぬ力量にも感謝です。 風の影(下) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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