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カテゴリ:本
『驚異の発明家(エンヂニア)の形見函』
アレン カーズワイル 著 内容(「BOOK」データベースより) 1983年、パリの骨董品オークションで手に入れた、がらくたの詰まった函。それは産業革命以前のフランスで、自動人形の開発に心血をそそいだ天才発明家の「形見函」だった。10の仕切りのなかには、それぞれ、広口壜、鸚鵡貝、編笠茸、木偶人形、金言、胸赤鶸、時計、鈴、釦、そして最後のひとつは空のまま。フランス革命前夜、のちに発明家となる少年クロード・パージュの指が、ジュネーヴの外科医によって“故意”に切り落とされる事件が起こる。ここに端を発する彼の波瀾万丈の生涯について、形見函におさめられた10の想い出の品は、黙したまま雄弁と語りはじめるのだ―。18世紀という好奇心にみちた時代を鮮やかに再現し、世界の批評家たちを唸らせた驚異のデビュー作。 強敵でしたぁ~~~ 分厚いハードカバーで2段組でフォントも小さくて、中身がみっちり詰まってる感じ。 読めない漢字が多いし読めても意味が分からない言葉もあって、 久々広辞苑やら漢和辞典やら出してきましたよ。 18世紀の博物史のようです。 天才発明家クロードがその才能を地元の領主に見出され教育を受ける前半。 誤解が元で領主の下を飛び出しパリで書店の徒弟として働く中盤。 発明家として名を成して行き、時代に翻弄される後半と、クロードの生涯が綴られています。 18世紀のヨーロッパで流行したオートマタの製作者の話ですね。 どこかの美術館でオートマタの実演を見た事がありますが、とても精巧に出来てました。 クロードのオートマタはしゃべるんですが、これが本当にあったら、すごい発明だったろうと思いますね。 驚異の発明家の形見函(上) 驚異の発明家の形見函(下) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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