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カテゴリ:本 ☆☆
『マイマイ新子』
高樹のぶ子 著 内容(「BOOK」データベースより) 昭和30年、まだ日本中が貧しかった時代、しかし、季節の手ざわりや家族のつながり、そして生や死を身近に感じながら子供が子供らしく成長できた時代―失われた時代の命の豊かさを、魅力あふれる少女の目で描いた感動的な少女小説。 9歳の女の子の日常を細やかに描いてます。 日常といっても昭和30年ですからね。 平成20年の9歳の女の子の日常とはかけ離れてます。 新子より10年以上遅れて子供をやってた私には、新子の日常は私の日常と ほとんど違いはないんですが、それでもテレビはあったし、ガスコンロも ハンバーグもあったな。 新子の暮らす町も私の育った町も田舎度は似たようなもんだろうから ゆっくりながらも世の中が変わってきてたんですね。 この本で、自分の子供時代を思い出し、同じ体験を息子にさせてやれなかったのが残念です。 それは、子供たちだけで冒険する事。 ぶっそうな世の中になって、学齢前の子供を親の目の届かない場所で遊ばせるわけにいかなくなってきてました。小学生になっても同年齢の子供たちとばかり遊んでて、年上の子や年下の子と一緒に遠走りする事もありません。大人の目の届かない場所で遊ぶ、これが冒険だったんですよね。 大人も子供も楽しめる本です。 マイマイ新子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月10日 00時04分39秒
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