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カテゴリ:本
『盗まれた記憶の博物館 下』
ラルフ・イーザウ 著 出版社/著者からの内容紹介 一九九八年、イーザウは本書で、かつてミヒャエル・エンデも『はてしない物語』で受賞した、ドイツのブックステフーダー賞を受賞します。この賞は、子どもの読者によって選ばれるというユニークなもので、このときから名実ともにドイツのファンタジー作家として地歩を固めたといえるでしょう。 とにかく、失われた記憶の国という設定が秀逸です。失った記憶ですから、だれも真実かどうか確認できません。でも、もしかしたら本当はこの世にあったかもしれない、そんな気にさせてくれる「もの」たち、たとえば、シエラザードの愛したガラス細工の<小鳥>、ナポレオンの<外套>、アーサー王の<円卓>が、クワシニアでは生きて、しゃべって、喜んだり、悲しんだり、怒ったりするのです。 あっちとこっちで世界を救うため奮闘する双子から目が離せない。 忘れる事の怖さを骨太のファンタジーで語りかける秀作です。 盗まれた記憶の博物館(下) 『レインツリーの国』 有川 浩 著 内容(「BOOK」データベースより) きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。 自衛隊でも図書隊員でもなく、戦闘もない有川浩は初めてです。 これは確か図書館戦争シリーズの何巻だったか小牧がまりえちゃんに薦めた本で 禁止用語が使ってあるからとの理由で発禁になったというあれですよね? 本の中の本を読んでるのは不思議な感じです。 聴覚障害者と健聴者が誤解や曲解を一つ一つ乗り越えていく感動のラブストーリー。 なんですが、二人が実際に出会う前、顔も本名も何も知らないでメールでやり取りしてる場面が好きです。誰だか分からない相手に自分の心をさらけ出してるみたいなところ、分かります。 レインツリーの国 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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