テーマ:本日の1冊(3693)
カテゴリ:本
出版社 / 著者からの内容紹介
AD14年、二代目皇帝ティベリウス帝の治世。皇帝の息子の親友で貴族のアピキウスという人物がいた。彼は、豚に干しイチジクをあたえてレバーを肥育させる方法や、キャベツを油と塩で漬けてから煮ると色よくなる方法を考案。料理技術で高い評価を得るいっぽうで、稀代の美食家として名を馳せていた。皇帝が市民25万人にあたえるボーナスと同じくらいの巨額を食に投じ、財産はじゅうぶんにあるのに「これでは旨いものが食えない」と服毒自殺。その彼が残したのは、肉、野菜、魚介類などさまざまな食材を使ったレシピ集「アピキウスの書」だった。「牡蠣を酢で洗って保存する」など食材の保存法にはじまり、フラミンゴのロースト、詰め物をしたオオヤマネのローストなどの珍しい料理。胃腸によい料理。これらに添える多種類のソース。デザート。料理にはハーブをふんだんに使っていたこと。魚醤に似た謎の調味料ガルム、すでに絶滅した植物シルフィウムの存在。熱灰をかぶせて蒸し焼きにする調理器具など。 現存する最古の料理書といわれるこのレシピ集にコラムを加え、料理を通してローマという時代をより深く知ることができる。 ローマ時代の美食家アピキウスのレシピ集。 これを読んで作ろうって気にはならないです。 手に入らない材料があるし、研究家でも分からない謎の調味料もある。 これを読んで古代ローマの食事がほんのちょっぴり想像出来ます。 でもほんとにちょっぴり(笑) へー!とか、ほー!とか思いながら読みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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