カテゴリ:美術館
ヨコシマな情念に導かれ、寒さに耐えて行ってきました。
昨年11月に京都で見てるんですが、何度だって見たいラヌッチオ、じゃなくて「洗礼者ヨハネ」 「洗礼者ヨハネ」少年の物憂げな表情や赤い布の質感、すばらしかったです。 これを上手く表現できれば良いんだが・・・・・ と、絵に見入ってたのも事実ですが、頭の中で映画のシーンがグルグルしてたのも事実(^^ゞ これがラヌッチオデレク・ジャーマンの映画「カラヴァッジョ」です。 さすが東京ですね、京都より50倍は客が多かったです。 京都では「洗礼者ヨハネ」の部屋に客は私1人なんて瞬間があったんですが、 今日は50人以上いましたから。 展示のスペースがゆったりしてて、混みあってる感は無かったと言うか、この手の企画展にしてはスカスカでしたね。ラファエロとカラヴァッジョじゃ集客力に欠けるのかなぁ。 滞在時間の半分はカラヴァッジョの部屋にいたんじゃないかな。 ヨハネの両隣もなかなか美しい絵で行ったり来りしてましたから。 「洗礼者ヨハネ」の他にもすばらしい絵画が多く展示してあります。 お気に入りは「若者の肖像」2点。 ギルランダイオの若者はジョニデに似てる?? サヴォルドの若者は彼方を見つめる目が素敵です。 ダ・ヴィンチの模写の「レダ」 白鳥に化身したゼウスがレダを誘惑するというギリシャ神話をモチーフにした絵ですが、 この白鳥の目がなんともスケベ心丸出しで、レダの腰に回した羽が卑猥で、 「そんな事ばっかりしてるから奥さんが怒るんだよ」と思ってみたり。 今回の目玉のラファエロ、「一角獣を抱く貴婦人」だっけか? これはね、私の想像をかきたてる物が何も無いのよねぇ。 絵の見方を間違えてるんだろうか あれにもこれにも妄想炸裂だったのに、一番売りにしてる絵に感じるものがないなんて。 今回は京都で買わなかった本ばっかりを買って来ました。 お約束のカタログと、 カラヴァッジョへの旅 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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