2009年　　アメリカ
監督　　　ナンシー・マイヤーズ
キャスト　メリル・ストリープ
　　　　　スティーヴ・マーティン
　　　　　アレック・ボールドウィン

あらすじ： 3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気のベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン（メリル・ストリープ）。10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク（アレック・ボールドウィン）と別れて以来、シングルライフを謳歌（おうか）していた彼女だったが、ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在したホテルで……。



アレック・ボールドウィンが嫌いだわ。
もっと痩せてればなんとか・・・・無理！
あたし、胸毛がダメだし。
それがね、脱ぐの
メタボな胸毛が脱ぐのよ～～～～～～




ネタバレします。
ラストが分かってしまいます。
これからご覧になる予定の方は画像以下はご注意下さい。










50代後半の大人のしっとりロマンス、もしくはほのぼのラブコメを期待してたのに
見事に裏切られた。
上映中ずっとムカムカイライラしてたけど、これは「60歳のラブレター」の時とよく似てる。
男の身勝手さばかりが目に付いてしまってね。



結婚してた頃、元夫は仕事と浮気に忙しくて妻の話を聞く時間も子供の相手をする時間も無かった。元妻は仕事と育児と家事でいっぱいいっぱい。夫婦の会話は不満のぶつけ合いになった事は想像に難くない。で、離婚。それから10年。

息子の卒業式で再会した二人、元夫ジェイクは元妻ジェーンに言い寄って、ジェーンは拒みきれずいけない関係になる。
そこから原題“IT'S COMPLICATED”な状況になって行くわけだが。

ジェイクは女性を口説く事が好きみたい。スリルを求めると言うか、駆け引きしてる時が一番ワクワクしてるんじゃないかな。けど、奥さん相手に手の込んだ駆け引きなんて必要ないし、つまりは刺激がないわけだ。

ジェーンは夫に未練を残して離婚してたのかな。子供たちが成長して家を出て行き寂しくなってたのもあるだろう。コロッと落ちてずるずる・・・・・・

ずるずるやってるうちに現妻に浮気がばれて元妻と本気でよりを戻そうとするけど、
それは叶わなかったところでラスト。

うん、戻らなくて正解よね。
この二人が上手く行くわけないんだから。

二人が熱くなった理由の一つは「いけない事をしてる」って意識だろうし
妻でも夫でもない、昔お互いを縛ってた枷が無くなっていたからだろうし。
「おいしいとこ取り」の関係は長続きするわけない。

この「おいしいとこ取り」がお互いだった点だけが
「60歳のラブレター」よりマシだった点だな。