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カテゴリ:健康について
腰痛の起こる症状の隠れ原因に、便秘・下痢があると考えています。
「腰痛 便秘」で検索してみますと、腰痛と便秘は関連性があるとしているサイトがありました。 http://www.skincare-univ.com/article/002103/ 冒頭に「腰と腸は近い位置にあるため、腰痛と便秘は密接な関係にあります。」とありましたが、それだけの理屈で関係があると言われて?となる方は多いでしょう。 もう少し、解剖図を見ていく必要があります。 便秘・下痢という症状に自律神経が関係しているであろうことは、解剖図で腸と副交感神経がどこから繋がっているかをよく見ますと見当がつくのです。 骨盤の仙骨という骨を介して腸と副交感神経は繋がっているのが解剖図に示されています。 副交感神経は腸に対して、その働きを促進すると書かれていますので、便秘・下痢という症状と密接とならざるを得ないはずだということです。 一般的に便秘・下痢で苦しんでいる方は、整形外科に駆け込むことはなく内科に行くでしょうし、逆に腰痛や足の痺れに苦しむ方が整形外科に行くことはあっても、内科には行かないでしょう。 加齢や若い頃からの重労働を、その原因としている「脊柱管狭窄症」ですが、脊柱管狭窄症の手術後、排便に悩まされなくなったと仰る患者さんの感想を載せているサイトがあります。 http://fujitaseikei.jp/modules/blog/details.php?bid=169 便秘の症状と脊柱管狭窄症の症状の因果関係は、科が違うことからくる処置の違いがあり、説明が難しいと思います。 鎮痛・解熱剤として代表的な薬のロキソニンですが、その服用の仕方においての副作用として、「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が問題視されました。 http://healthpress.jp/2016/03/post-2318.html 以前診た患者さんで、風邪薬を飲み便秘となり、洋式トイレで踏ん張って血便が出て、そのまま脊柱管狭窄症になられた方がおります。 医者に相談した際、加齢からですと言われて取り合わなかったそうです。 もちろん、便秘・下痢が治ったら脊柱管狭窄症が治るかと言えば、そうではないでしょうが、少なくとも患者さんは症状との因果関係に納得できると思います。 患者さんの納得は、必ず良いほうに向かうはずです。 ナルサワ自然療法院 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.07 16:09:56
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