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カテゴリ:ねごと
いつもながら久しぶりの更新。
ここのところ色々ありまして。 五月連休明けから微熱続きで落ちない状態続き。 血圧も上120前後/下100前後というような状態が続いています。 頭が重いのと体がだるいのとで絶不調ですが、仕事と部下はお構いなしです。 今日はどうにもこうにもブチ切れもあり、午後は帰ってきました。 仕事始めて初めてかな。やってらんねぇ~!って思って半年とって帰ってきたのは。 そんなこんなで帰って来てからちょっと横になって寝てました。 目が覚めてから書斎で用を足していたら、学生時代の本が目に入って手にとって見ると約20年前に書かれた本。そんなに経つのか~と感慨一入。 広中俊雄先生の「民法綱要 第一巻 総論 上」。 先生が民法講座を持たれた最後の年のものと記憶している。 「債権各論講義」の緻密な論理構成と格調高い著述に魅かれ、自分の年の担当は他の先生でその先生の講義を受けていたものの、もう一年後の広中先生の最後の年の講義も受けていたことを懐かしく思い出した。 上記民法綱要、ネットで検索すると入手不可になっている由。 「民法綱要 第1巻 新版 総論」が出ていました。2006年のことらしい。その後に加筆・修正でもあったのかなと思い、購入することにした。 学生当時、民法と西洋法制史の二つのゼミを取っていたが、後者の先生が酔ったときに仰ってたことがある。 「卒業して今(学生時代)を思い出す(懐かしむ)というのはあまり幸せではないのかもしれない」と。。。。 幸せかどうかは別として、精一杯過ごして来た思い出は大切なものであることに変わりはないと思ってはいるが、さてさて。。。 BS11の火曜日の夜にある「第2ニッポン国・独立宣言「大人の自由時間」という番組がありますが、先日のゲストで作家・翻訳家の松本侑子さんがモンゴメリーの赤毛のアンについての話をされていた。(この番組は毎週チェックしてます。) ちょっとした大学の講義のような話で目から鱗のような話。 赤毛のアンの物語の中に、アーサー王伝説の物語やアンが引用する詩や戯曲、さらには聖書が伏線として散りばめられていて、大人が読む文学としても非常に優れたものとして紹介されていた。 西洋法制史でエリザベス朝下の救貧法の成立史を論文にしたためた際にちょっと違った視点からアプローチしたことを思い出した次第。同様に民法の論文では錯誤論について纏めた際には、哲学の西田幾多郎先生の「善の研究」からヒントを得たものだった。 ふとした折に分野を越えたところで思わぬつながりが出てきたりするもので、そういう「糸」を見つけるのが楽しみでもあります。 そうなるとその糸を手繰って次なる糸を見つけに・・・と続いていく、こういう知の追求心が普段では続かなくなったのが現実です。 とはいいながら、今でもイングランド関係の話には興味あります。尤も飲んべいのモルト絡みかも。。。 仕事一辺倒から離れて日常、非日常を考えることも大事なこと。 一人でいるとなかなかそうもいきませんが、そうでありたいと切に思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月18日 21時11分53秒
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