宝塚歌劇団(タカラジェンヌ)OGの“狸祭り”とも言える第四回公演
「桜絵巻狸源氏」「ショー・イズ・オン」!一部は「源氏物語」を狸の世界に置き換え、「鳳蘭」が光源氏をイメージした「狸千代」に扮し4人の女性を愛すると言うコメディ・ミュージカル。二部は歴代トップが圧倒的な歌唱力で宝塚歌劇の名曲の数々を繰り広げる他、パリにちなんだ歌やラテン・ナンバーを全員で歌い、華麗に踊るレビューショー。出演者は他に、大路三千緒、榛名由梨、汀夏子、安奈淳、峰さを理、平みち、若葉ひろみ、こだま愛、朝路さき、月影瞳、淡島千景 等。GW初日から豪華で素敵な舞台を見ることが出来て本当に大満足だった。私は「宝塚」に詳しくないが、初めて昨年の第三回公演(宝塚歌劇団創立90周年記念)「桜吹雪狸御殿」「ボンジュール・タカラジェンヌ」を見に連れて行って頂いた時にはまってしまったので、今年も中学校~高校時代に習っていた舞踊研究所の先生を経由して「是非に!」とチケットを取って頂いた。先生の教え子(元タカラジェンヌ)出演、ということもあり見応え倍増である(舞台裏へこっそりお邪魔までさせて頂いてしまった)。先生にとっては2歳から教えた生徒がタカラジェンヌとなったことは「誇り」以外の何物でもないであろう、それと同時に私にとっても同じ研究所出身の先輩がタカラジェンヌであったことは嬉しい事実に変わりない。
個人的には「鳳蘭」の深みのある渋い声といやみのない話術も大好き。彼女は「死ぬまで舞台に立って、舞台の上で死ねたら幸せです。レビューは、車いすに乗ってでもやりたいわ」と。歌の中では「舞台で歌い続けることが生きてる証」とも!歌って踊っている彼女は、年齢を重ねても重ねただけの魅力に満ち溢れ、観客を楽しませてくれる。大好きなことが一生出来ること、本当にそれが一番の幸せだと思う!!