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カテゴリ:My favorite things
映画「Shall We Dance?」を観た。主人公は遺言書の作成を専門にするシカゴの弁護士ジョン・クラーク(Richard Gere:リチャード・ギア)。彼は妻ビヴァリー(スーザン・サランドン)と2人の子供たちに囲まれ、とても幸せに暮らしていたが、ダンスの先生であるポリーナ(Jennifer Lopez:ジェニファー・ロペス)の美しさに惹かれ、衝動的にダンス教室の扉をたたく・・・
一瞬、ストーリーは浮気への展開か?と思わせるが、彼は社交ダンスを通じて「自分にとって一番大切なもの」に気がつく。それはポリーナでもなく、また社交ダンスでもなく「妻ビヴァリーが幸せでいてくれること」だった。ダンス好きの私にとって、ダンスが夫婦愛を見つめ直すきっかけになったことが嬉しくもあり、更にダンスの魅力を再確認した。 彼は妻にダンスを習っていたことを隠していたが「幸せであるにもかかわらずそれ以上を望んだことが恥ずかしい」と自分が愚かであったと打ち明ける場面では、涙がほろり、とこぼれた。感動的であり、とても温かい気持ちになった。 この映画の歌い文句は「幸せに飽きたらダンスを習おう!」である。人間はどんなに幸せであっても一度幸せを掴むと、更に他の幸せを掴みたくなるとても贅沢な生き物だと思う。つまりどんなに幸せであっても幸せであることを忘れ「隣の芝生が青く」見えたりするのである。しかしきっかけは何であっても、ふとした瞬間に自分を見つめなおすことが出来ること、これがとても大切なことだと思う。 私生活のスキャンダルが目立ちあまりパッとしないが、Jennifer Lopezの演技は好きだ。ダンサーだけあり、初めての試みの社交ダンスも彼女の魅力を充分に引き出した演技になっていたと思う。色々な意味で「踊り」は良い!ダンス・ミュージカル映画と言えば「コーラスライン」「オペラ座の怪人」、それからRichard Gere主演の「グリース」や「Chicago(シカゴ)」も好きだ。しかし今回は「またダンスを始めようかな」と思っていた矢先だったので、そんな気持ちを更に助長してくれる映画となった。 草刈民代が演じる原作は観ていないことが悔やまれる、早速観よう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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