めろんの日々是幸日

6クールの治療があと数日で終了します。
一昨日9月22日退院しました。
これからは外来通院で経過観察です。
最初の外来は10月半ば。そこでPET検査の予約を入れる予定。
身体からがん細胞が消えていれば「寛解」という状態。
5年再発が無ければ「治癒」すなわち完治ということだそうです。
いずれにせよ、しばらくひも付き状態です。

治療は順調に終わりました（正確にはあと数日で終わる）
初回は吐き気や頭痛がありましたが、薬を調整してもらい治まりました。
今考えると、かなり緊張していました。
2回目からは初めから吐き気止めを増やしてもらい、初回のようなこともなくかなり楽にすごせていました。
二日間点滴を、それも数時間して、点滴二日目から5日間ステロイドを内服。
あとはダラダラゴロゴロ3食昼寝付きテレビ見放題の楽園生活。
みんなに心配かけているのに申し訳ないような時間でした。
「頑張ってね！」
「うん！頑張るよ！」
しかし、自分で言っておきながら「頑張っている感」は感じていませんでした。
だって、楽園だから。
退院して家にいる間のほうが「頑張っている感」モリモリでした。
だって、掃除機かけてないような家に帰るんですよ。
外と行き来している猫だっているのに、掃除機すらかけないってアタシを殺す気か？
帰宅と同時にビョーニンに掃除をさせるってどういうこと？？？
あなたたちはアタシがビョーニンだという認識はないよね？といった具合でしたから‥‥。
家でくたびれ果てて、入院するとホッとしていました。
回数重ねると「いつ病院に戻るんだっけ？」と「基本は病院」発言が飛び交うようになりました。
病院にいる時間のほうが圧倒的に多かったですから。
そんな楽だと思っていた治療も終盤はきつかったです。
体の怠さが抜けず、軽い味覚異常の副作用が出て食事が思うように取れず・・・・・
最後は少し長めに入院させてもらいました。
今は絶賛「生活リハビリ」中。
気になることはたくさんありますが、できることから少しずつ始めています。
味覚はまだよくなりませんが（塩気が嫌に感じています）、食べられるようになってきました。
食べると少し減った体重が戻ってしまうから、そんなに食べられなくてもいい気はしているけれど・・・・。

今回自分でびっくりしているのが、ネガティブ思考が皆無だったこと。
前回書きましたしたが、金勘定に始まり懐に余裕ができた為か、気持ちにも余裕ができたようです。
病院ではスタッフさんもいい方ばかりで救われました。
何よりも、同部屋になった「病気仲間」が良い方ばかりで楽しく過ごせたことがよかった。
特に仲良くなった3人でグループラインを作ってやり取りしていました。（これは現在進行形）
お一人がクリーンルームに入ったきり出てこられないから「中と外」の壁が低くなった。
このグループラインの存在はスタッフさんの知るところとなり、最後はスタッフさんから「中の人に伝えておいて」と伝言を頼まれるようになり・・・・。

そんなわけで、しばらくは仕事にもいかないでリハビリします。
予定では春になるまで遊んでいます。
予定では・・・・・。春まで遊びたい・・・・。