テーマ:今日聴いた音楽(75113)
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ザ フォーク・クルセダーズ 紀元貮阡年 フォークルは初めっからロックバンドだった。 これはフォークバンドのレコードではない。 「ドラキュラの恋」のサウンドはドアーズ、「花のかおりに」はビージーズ、「何のために」はビートルズ・・・当時はパロディーだと言われたが、その咀嚼の様はパロディーを超えたリスペクトとよべる作品に仕上がっている。 加藤和彦大先生はずーっと作曲していたかに思われがちですが、実はこのアルバムが作られるまでは本格的な作曲はされておられませんでした。 「イムジン河」の発売中止の為に急きょつくられた「悲しくてやりきれない」がその第一作だった事に今更ながら驚く。 あまり語られる事は無いがそれぞれの楽曲に付けられた英語の副タイトルが又ふるっている。 「帰って来たヨッパライ」は I Only Live Towice「コブのない駱駝」は Magical Mystery Camel... 小技の効かせ方は当時から優れていた、そのセンスの良さも。 唯一フランス語の副タイトルが付けられた「オーブル街」。それからの大先生の大航海を暗示するかの曲。フランス楽曲のようなメロディーにさりげなく入るアコーディオンならずテープの逆回転サウンド、この曲には北山 修ではなく松山 猛が詩を付けている。 当時のライヴでも大先生のカバー選曲は素晴らしく、ジャックスの曲やカルメンマキの曲等を演奏されておれれました。 またバックに西岡たかしやジャックスのメンバーなどを起用なされ、サイケデリックなサウンドを繰り広げてみせられました。 この後発売された二枚のライヴアルバムにそれらは収められている。 当時アコースティックギターならフォーク、エレクトリックならロック等といわれていた世間をあざ笑うかのようにフォークルは、いや 加藤大先生はアシッドミュージックを演奏されていたのであります。 フォーク クルセダーズは断じてフォークバンドでは無かった。 1968年オリジナル ヴィニール盤発売 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 25, 2010 02:28:14 AM
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