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テーマ:本のある暮らし(3286)
カテゴリ:本・コミック
子供の時以来です。前に、好きな本なので記事に書いたのですが、色んな事をねじ曲げて覚えていたのが分かりました。
この本で一番印象に残っていたところは、不思議な町に住む住人のひとり「キテレツな芸術家の女性」の、黒糖パンにタクアンとマーガリンをはさんで食べるというありえない食感覚でした。 しかし正しくは、不思議な町に住む住人のひとり「キテレツな古書店店長の女性」の、黒パンにタクアンとマヨネーズをはさんで食べるというありえない食感覚でした。 と覚えておくべきでした。 「書店の店員さんだった!? まともそうでありえない。」と読んで思いましたが、中身についてはやっぱり変わってる人だという印象には変わりないので、納得。(というか。言ってみればマヨネーズでも本屋さんでも、どっちだって同じですね!?パンにタクアンなんだもの) その頃の私も、やっぱりこんな風に芸術家の方が似合うとでも思ったんでしょうかね。 それともジブリアニメ「魔女の宅急便」を見てからの逆輸入メモリーでしょうか? そういえば「魔女の宅急便」も原作児童文学でしたね。オレンジと黒の表紙の本があった気がします。あとで読んでみよう。 あと、きわめつけは、作者さんのなまえね。柏葉幸子ですから 柏木じゃないから私 よく、本の検索ができたもんだな!? 今読むと、ジワッと来ます。昔より感動しています。どこまでも読み手の理解度の段階によらない、大人でも子供でも読み手を選ばない裾野が広い本だと思いました。 でもこの本で一番心に残ったところが、「パンにタクアン」だったなんて、子供の頃ってスゴイなぁ…。 ただ書店員さんの昼食「黒パンとタクアンとマヨネーズ」のくだりは、わずか数行にぎっちりと…覚えているよりももっとすごいメニューでした。いかな私でも、あれはありえない。ひとつひとつ別々の機会に食べるならいいんだけど、流れるように次々口に放り込むのでは… 期待を裏切りません。 冒頭の田舎町での、地元の人たちが主人公の女の子に話しかける言葉の端々から、田舎の人が持つ相手へのそうと気づかせない気遣いが乗せてあるのが見えたりして、わー本当に田舎の気の良い人の会話だよ~と、と新たな感動で話に引き込まれました。 父親からすすめられて、静岡から夏休みを過しにはるばる1人でやってきた女の子リナ。彼女が「霧の谷」を目指してたどり着いたのが、宮城県だったんですね。なんか固有名詞が出てくると面白いです。 ↑「魔女の宅急便」。「魔女の宅急便 その2」とか「魔女の宅急便 その3」もありました。続編が出てるんですね。(8月26日追記:その4も出てました。シリーズ化してるじゃないですか。)
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