年納め・・・規模の小さい豪遊その1 BERN
先日の日記ではずいぶん悲しいモードだったが、気分屋の私は、浮上、下落を繰り返しつつも元気に生きている。(周りには非常にはた迷惑な人間だが・・・。すみません・・・。)12月もいよいよ後半に入り、「あ~、2008年も残すところあとわずか!」という気分になってきたら、自分にこの1年間のご褒美だ!と普段あまり外食などしない私もあれこれ出かける気分になった。その第1弾、ストックホルムの中心エリアにある、BERNというレストランに行った。ホテル、レストラン、バー、クラブなどが一体となったこのBERN。いわゆるセレブが集うとかいう噂の上、ストックホルムの中でも超高級エリアに建ち、普段の私なら恐れ多くて踏み入れられないのだが、今回は友達に誘ってもらったこともあり、一世一代の大決心(さすがに大げさすぎか・・)で、行ってみた。2階や3階をぶち抜いたような高い天井から、超巨大なシャンデリアがぶら下がっている。ヨーロッパらしく、重厚な古い建物をそのまま利用していて、とても落ち着いた雰囲気。築150年はたっているだろう。昔は劇場やダンスホールだったのだろうか、と思わせるようなすばらしい内装だった。・・・あのシャンデリアが落ちたら・・・間違いなく死ぬな・・・と、余計なお世話の緊張感を感じつつ・・・着席。フレンチとアジアン、2種類のレストランがあるのだが、評判のよいアジアンに行った。写真では見えずらいのだが、和の陶器っぽい皿。デザインはおそらくスウェーデン人によるものだろうけど、その和xスウェーデンデザインがとってもかわいいかった。注文する段、私たちのテーブルに着いたウェイトレスの方が、一生懸命このレストランの『注文ルール』とやらを説明している。が、何のことはない、『居酒屋スタイル』ということだ。各自注文したものを、自分ひとりが食べるのではなく、皆でシェアするというもの。日本人にとってはいたって普通だか、スウェーデン人にとっては、驚くべき食べ方なのだ、ということを改めて思い出した。メニューも寿司の盛り合わせスペアリブのアジアン風(?)豆腐サラダ飲茶刺身てんぷらなどなど、日本の居酒屋風。でも、ものすごく凝っていて、お味もなかなかのもの。満足だった。気になるお値段は、5人で行って、皆でワイン2本くらい飲んで、一人450kr位。夏までの換金レートで考えると8,000円以上だが、ここ最近のレートで換算すれば5,000円ちょっと位。5,000円位なら、まあ、ストックホルムの高級クラスのレストランだと考えると、安い位だと思った。とにかく、普段ほとんどしない化粧などもしてみたり、ちょっときれいな洋服を着て、香水なんかをつけてみて・・・。なんとなく『特別気分』でのお出かけは、本当に気分の盛り上がる楽しい機会だった。しょっちゅう行きたいとは思わないけど、何か特別な機会に、ぜひおすすめのレストランだと思った。ひとこと:時には異空間に身をおく。新鮮な緊張感、ピリッとした身が引き締まる空気感の中では、何か新しいものが、見えるかもしれない。